イ・アヒョンが楽屋訪問。
ていうかイ・アヒョンって声楽科出身のミュージカル畑の人だったんだね。知らんかったー。
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やはり「名不虚伝」だ。舞台上の조승우は正に「天下無敵」であった。
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三年ぶりに『スウィニートッド』に戻ってきた조승우は、更に深まった解釈を元に説得力溢れる演技を披露した。
愛する者を奪われた人間が、絶望に陥って連続殺人を行う過程をダイナミックに描く。
全体的に暗い内容だが、ユーモア溢れる演技力で完璧にカバーする조승우は、ラヴェット夫人役を演じたオク・ジュヒョンとも相性ぴったりな演技の呼吸だ。昨シーズンに引き続き、再共演した二人は更に深まったケミで観客に笑いと戦慄をプレゼントする。
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復讐を予告するアンサンブルの歌が終わる頃、主人公『スウィニートッド』ことベンジャミン・バーカーとして舞台に登場した조승우は、客席に恐ろしい目を向けた。彼が当代最高のミュージカル俳優として熱烈な愛を受ける理由を知るには十分な瞬間だった。（略）
20日昼の舞台は、ブルジョアが誕生した産業革命の裏街道と陰鬱だったロンドンの路地裏をそのまま移したようだった。グロテスクな床屋の椅子と巨大なオーブン、粉砕機など、舞台装置は奇怪な話を進めていくために充分な役目を果たした。すべてのセットが自動的に転換されるように実装され場面転換が早い。おかげで休む間もなく話を運び、速いスピードで流れる音楽に合わせてシーンが滑らかに続く。
今回の『スウィニートッド』の興行ブームの核は断然조승우だ。
2016年に初めてベンジャミン・バーカーに扮した조승우は、今回の舞台でさらに完成した演技を披露した。同日、舞台でも「十人を、数百人を連れてきても満足できない」と叫んでカミソリを振り回し、血飛沫がどくどくと流れてあふれる復讐劇を完成した。
はっきりした発声に模範的な演技を見せてくれる。特に、適材適所に配置されたスティーブン・ソンドハイムのウィットとユーモアを彼のやり方で過不足なく駆使した。조승우の演技の力は二時間半の間ただ一瞬も観客の視線を逃さず、劇に没入させた。
ややもすれば조승우の独壇場で終わってしまう公演は、女主人公の「ラヴェット夫人」役を演じたリナが補強した。
ミュージカル『ジキル&ハイド』『ラ・マンチャの男』『ベン・ハー』などで優れた歌唱力を見せてくれたリナの演技は、同日の公演でも조승우が排出する狂気に全く萎縮しなかった。（略）
