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劇団ハクチョン

劇団ハクチョン

かつて조승우が、황정민が김윤석が배성우が김희원が在籍していた劇団である。

 

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演劇舞台の収入だけでは生活が出来ずバイトとして映画に出演した俳優たち。しかし、彼らはもう韓国映画になくてはならない存在になった。劇団の先輩たちに叱られるからと練習のない日こっそり出演した映画。
特に2001年の『地下鉄1号線』出演者の面々を今見ると驚くほどだ。ソル・ギョング、キム・ユンソク、조승우、ファン・ジョンミン。
今彼らの映画出演料だけを合わせても10億ウォンをはるかに上回る大物たちだ。
ファン・ジョンミンは1994年この作品でデビュー。
조승우は1999年春香伝で映画デビューした新人だった。ソル・ギョングはその一年前に『ペパーミント・キャンディー』で注目され始めた有望株だった。他の俳優よりも長く舞台にいて最近真価を発揮しているキム・ユンソクは、実際当時最も有名な大学路のスターだった。
조승우が「すごく有名な先輩だから一緒に出演すること自体が光栄だった」と言うほど。

조승우はファン・ジョンミン、キム・ユンソク、ソル・ギョング、チャン・ヒョンソンとともにハクチョンの鷲5兄弟と呼ばれた。

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韓国の劇団ハクチョンのロックミュージカル『地下鉄一号線』といえば、この私でも名前くらいは聞いた事がある超有名な演目です。
実際に観に行く機会はなかったものの、来日公演があった事は知っていた。

⬇︎当時の来日公演パンフレット。
来日キャストにはユンソクもいたのかー。

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⬇︎승우やジョンミンさんやユンソクが出演していた、と後から知って原作本を読んでみた。

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原作を読んだ2017年7月当時のツイートより。
「読んでるけど…脚本、時代が…時代を感じさせる。
승우が2006年上演版で演ったのがこの行商人。物売り口上の部分だけ승우の歌を聞かせてもらった事がある。ラップというよりロックだった。この舞台のバックバンドの名前が「無賃乗車」
読みました。ジョンミン兄貴が2006年版で演じた役は「洗濯板」である事が判明。訳者あとがきにも書いてあるように、劇中差別用語が沢山出てくる中でこの「洗濯板」のセリフがとりわけ辱説や卑語が凄くて、もう。これ今は上演してないよね?出来ないよね?
今は2017年なので、もうこの内容は古すぎると思いました。まあ승우やジョンミンさんユンソクなどの出会いの舞台なので見てみたかったなーとは思う。
『地下鉄1号線』は韓国ミュージカルあんまり知らない私でさえ聞いた事はあったので、この機会に読んでみて良かったかなとも思うが。
曲はいいなと思ったので、これ歌と踊り込みで見たら多少違ったかも…時代もある。本当に。
だが今となっては感が…これ本当に今は批判的観点からしか語れないなー私は。訳者後書きも酷いもんだった。」

⬇︎昨年春、初めてハクチョンブルーシアターや元ハクチョングリーンシアターを見て感慨に浸ってきた。

⬇︎昨年秋、大学路で『地下鉄一号線』の舞台を見てきた。
感想を書いています。

⬇︎劇団のサイトでネット通販できるのでCDやDVDやパンフレットを注文してみた。

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www.youtube.com

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⬇︎2001年、승우登場。
21歳の승우はこの初舞台の時は台詞も忘れ、歌詞も間違え、せっかくの芝居を台無しにしてしまい申し訳ない気持ちだ、と、とても落ち込んでいた。
当時の승우の日記(というかカフェへの書き込み)を読むと、ああ彼にもそんな時代があったのか、だからこそ今の조승우があるのだなーと感慨深いものがあった。

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⬇︎舞台セット、背景美術は兄貴が作ったって!!劇団の大道具も担当していたジョンミンさん!!!

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 2011年の劇団ハクチョン20周年の公演での승우。

第1部では地下鉄一号線、第2部では義兄弟を上演。

조승우は第2部の義兄弟(自身の舞台デビュー作品でもある)に乞食役で出演。*1

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ユンソクが受付でチケットのもぎりしている!

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この時の公演を見た人のレポ。

m.blog.naver.comハクチョン20周年公演は2011/3/10〜20
⬇︎その間キャストは入れ替わり、ついに兄貴とぺ・ソンウが一緒の日を発見!3/17だった。 兄貴が真ん中にいるのは分かるよね。 兄貴と승우はすれ違いだったー。

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⬇︎3/10のレポ。音響トラブルが酷かった。お詫びにユンソクがお客さんにお茶を配った。

m.blog.naver.com

⬇︎3/14はソルグがチケットもぎり。10日間の出演者リスト。 但し地下鉄1号線のみ。 レポでもやはり義兄弟での승우の役は高評価多い。

m.blog.naver.com3/10 ぺ・ソンウ、승우、チェ・ジェウン(以下略)
3/11 ぺ・ソンウ、チャン・ヒョンソン
3/12 同上
3/13 승우
3/14 ぺ・ソンウ、승우、チェ・ジェウン
3/16 兄貴
3/17 兄貴、ぺ・ソンウ
3/18 兄貴
3/20 兄貴、ぺ・ソンウ

⬇︎승우とソルグ。

俳優ソル・ギョング(37)と조승우(25)が異口同音にお互いに対して「自分が見つけた俳優」と言っている。

ソル・ギョングは最近のインタビューで「승우はデビューした時から私が見つけた役者だ。とても伸びる俳優だと確信した。後輩たちの中で際立っていた」と絶賛した。
(略)
一方、조승우も忙しいスケジュールの中でも『力道山』を見たという話をしながら「本当に面白かった。兄さんは本当にすごい俳優」と舌を巻いた。

「昔、ギョング兄さんが舞台をやっている時から尊敬していたが、『地下鉄1号線』で兄さんを見るために、大学路に通った」「本当に良い俳優だ。カリスマがすごい」
(略)
二人は最近、相次いでまるで事前に口裏を合わせたかのようにこのような発言をした。しかし、二人はこの数ヵ月間会っていない。

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10年ぶりの再演

そして昨年。

m.news.naver.comロックミュージカル地下鉄1号線が10年振りにかえってくる。
9月から12月までの100回限定公演。内容は従来と同じだが音楽監督が変わり、キャストは全て公開オーディションにて選抜する予定。

m.news.naver.com過去の出演俳優たちはゲストという名目で週末の公演に限って端役で出演機会を与えるが、やはりオーディションを受けなければならない。最近大型ミュージカル製作本数が減っている状況なので、オーディションの競争率が高いのでは。

 

m.news.naver.com地下鉄1号線が10年ぶりに再演。今回のオーディションでは11人を選ぶのに900人を超える俳優が殺到した。10年ぶりのオーディションは1/83の競争率を記録した。

再演にあたっての当時のツイート。
「しかし、もう2018年なので脚本を…脚本を書き直してほしい…もう2018年なんで。じゃないと今やる意味ないんじゃ???
ところで、以前もツイートしたけども。ミュージカル地下鉄1号線という作品は確かにエポックメイキングであり、今現在活躍している俳優陣が揃って出演していたのもあって興味を持ち調べ続けているものの、私個人はこの作品に対して多くの批判点をもっている。
今年再演するっていうニュースも、わ!また昔のキャスト出ないかな?という期待と共に「書き直さずにあれやるの?」という気持ちが…大和和紀先生が2017年に新たに出した注意書きくらいのものが欲しいとこだけど。クリエイターはアップデートを怠らないでほしいよね…」

そう、ただ内容が古い、今の時代に合わないというだけではなくきちんとしたエクスキューズが欲しかったのだ。被差別者を単なるノスタルジーで描くのはやめてほしかったし、それを無批判に評価したり受け入れたりする事も、差別への加担だと思っている。

⬇︎こちらのブログにも感想があるが、

m.blog.naver.com20年前の韓国の状況をそのまま再演せず、むしろ現在を描かなければ、というのは正にそれ!と思った。特にセウォル号事件、キャンドルデモを経て文在寅政権となった今の視点で描いてこそだったのに。

『下流人生』に劇団ハクチョンの役者たちが

ミュージカル俳優最多出演映画『下流人生』
イム・グォンテク監督の『下流人生』には少なくとも十人以上のミュージカル俳優が出演したものと推定される(キム・ハクジュン、ムン・ジョンヒ、キム・ヨンス、ソ・ボムソク、オ・サンウォン、イ・ジュオン、チェ・ミンチョル、ナム・ムンチョル、カン・ピルソクなど)
こんなに多くのミュージカル俳優が大挙出演することになった理由は、조승우の推薦で劇団ハクチョンの俳優たちが集団でオーディションを受けたからだ。
映画の世界では先輩である조승우が、釜山に演劇の先輩たちを集めて映画撮影に慣れていない先輩らにカメラ演技のオリエンテーションもして、お金を貯めて刺身も奢ってあげたそうだ。

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⬇︎同じ劇団にいたペ・ソンウとエールを送り合う。

승우、ぺ・ソンウを語る。
「ぺ・ソンウヒョンとは2000年頃初めて出会った。もう18年にもなるけどその頃から愉快な人だった。ヒョンは人を楽しませる天才だ。ヒョンを見ていると気分がよくなる」
「ぺ・ソンウが出ない映画がない。イ・ギョンヨン先輩を抜いて(多作で)1位じゃないか。大学路で演劇、ミュージカルを目指す俳優たちを見てきたが、ああなるのは難しい。ぺ・ソンウ兄さんも、ファン・ジョンミン兄さんも、チャン・ヒョンソン兄さん、キム・ユンソク兄さんもそう、当時を思い出すことがある。僕たちは本当によくここまで来た。演技のうまいソンウヒョンがいい作品にたくさん出会って演技を存分に享受できるのがいい。今後とも良い演技をもっとたくさん見せてほしい」

 

ペ・ソンウが『명당』の조승우に言及した。
「かつて同じ劇団にいた。今は大俳優の貫禄がある」
「조승우とは過去に同じ劇団ハクチョンにいた縁がある。今度封切りする映画がすべてうまくいったらいいと思う。조승우も昔はとてもかわいかったがもう歳も四十だ。大俳優のフォースがある」

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*1:⬇︎조승우、舞台デビュー作『義兄弟』を語る。

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