DoubleMintGum

I'm a Feminist,Shipper,Slasher and Fan girl.

Double your pleasure Double your fun,With Doublemint Doublemint gum.

もったいない

という感想。

 

ふと、数年前にイ・ドンジンさんが書いたレビューを思い出した。

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『タチャ』や『GO GO70』のような作品でもそうだったように、조승우が映画に乗っている時が最も良い演技をすると思うが『内部者たち』がまさにそれだった。
劇中で彼が演じるキャラを生かすためには조승우という俳優が持っている独特な質感が必要不可欠だったので、極めて適切なキャスティングだと思う。
이병헌は劇中でキツネのような熊と言われているのとは違い、熊のようなキツネとして、とてつもないエネルギーを見せてくれる。
(略)ただ『新世界』のような強烈な快感がない。
裸の女性たちの胸をトラッキングショットで配信中継したり、酒席でのあの「ゴルフ」描写、あるいは身体切断の残酷性を劇的に強調するのは、この映画が赤裸々で刺激的な効果そのものにとらわれてしまっているという事実。
そしてそれは、この映画が矛先を向けている筈の人間たちへの堕落に対する批判とは無関係ではないかと。
「どうせ、大衆は犬や豚と同じ。そのうち忘れてしまうでしょう」この最後のセリフが薄っぺらく、製作者の性急さが感じられます。反転は安易で説得力が弱かった。

 ⬆︎このレビューを読んだ時、あ、わかるーーーそれなーーと思いました。
しかしそれらを上回る強烈な「ケミストリー」や「シナジー」があったんですよ『内部者たち』には。

赤裸々で刺激的な効果そのものにとらわれてしまっている
っていうのを今回更に強く感じちゃって。송강호はいいんだけど、ぶっちゃけ송강호が一人でやってる一人芝居的な。
なんのケミストリーも起こらず、脇を固める俳優たちが素通りしていくような薄っぺらさでNOT FOR MEの極みでした。

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