DoubleMintGum

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2000年〜 レポ再掲

『藍宇』

2001年頃は、サイトに来る方の9割が『藍宇』の迷(ファン)でした。
香港、台湾、馬來西亞、新加坡、そして北京。
当時この映画が公開されない地域の迷とも、インターネットを通じて情報交換をしたり盛り上がったり…まだYouTubeもtwitterもない時代で、香港台湾のweb記事も一部は有料だったため、ちゃんと有料会員になってまでインタビュー記事を読んでましたね。

サイト内でのいちコンテンツであった『藍宇』の比率が大きくなりすぎて、すぐに『藍宇的北欧』というサイトとして独立させました。

⬆︎關錦鵬が監督した『藍宇』(原作はインターネットのゲイ小説『北京故事』)では、シナリオを依頼されるも、出来上がった脚本が「あまりにも北京的すぎる」との理由から採用には到らなかった。

 

今回の再掲にあたって、あらためて当時の記事を読み直すと、時代を感じますね。
今は、あ、その発言はめっちゃ差別的ですね?女性蔑視が無意識に入ってるなー、もうその考え方は古いですね!っていうのをね。
とても感じます。

(ああ、思い出した。最初にフィルメックスで『藍宇』を一緒に見た人に上映後「良かったですね!!」と言ったら「いやー私はダメだわー。同性愛は気持ち悪くて」と返されてショックだったことを。香港でも上映中に「気持ち悪い!」と叫び笑いながら見ている人も結構いたんだよ…。)

香港人が「北京」「中國」を本当に、自分たちの国ではない、と思ってたんだなあというのも言葉の端々から感じる。特に雨傘革命を経た今読むと尚更に複雑です。
当時私は本当ーーーーにこの映画に入れ込んで、サイトの質量もこれの数十倍あるんだけど(追い追い記事は再掲する)必死にこの『藍宇』の背景を読み解こうとしていたんだなー。
「良質なメロドラマ」としてこの映画を本当に愛したが、やはり死別エンドはもういい、新しい世界を見せて欲しいし私もそれを表現したい。というのが17年後の感想です。

 

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