2006/06/21
朝です。
B&Bのジョーとライラ夫妻は今年もこの奇妙な日本人チームを戸惑いながらも受け入れて、やっぱり免疫が出来たのか。
日々のうりーさんの礼儀正しい心温まるメールの成果か、凄く気を使ってくれてます。
もちろん去年も大変ホスピタリティ溢れる素敵なB&Bだったんですが、今年はやっぱ「常連枠」に入ってるんじゃない?
だって「今年もRandy Harrisonを見に来たんだよね?」ってRandyの名前まで覚えてるし、私たち一人一人の名前までも!(アジア人の名前ってさ、彼ら彼女らにとっては覚えにくいし発音しにくいじゃない)
で、このようにRandyやAmadeusの記事が地元新聞に載ったりすれば毎朝
「ホラ!ここに載ってるから。これあげるから!」ってチェックしてくれてる。
新聞記事のon line版はこちらで。
今日は夜の公演のみなので、昼間はうろうろ歩き回って写真を撮ったり。
メインストリートまで毎日歩いてお買い物。主に水。
滞在が長いのでガロンで買う。
でも車がないから持って帰るのがクソ重いのねー。
Red lion inn(村唯一のそして最古のホテル)のロビーをぶらついて写真撮ってたらCathyとお友達に遭遇。大概皆ここに泊まるのよ。
しかし本当に古い。。っていうか床や天井の歪み具合も凄まじい!歩くたんびにギッシギシゆうし。補修改修一切してません、みたいな。
日本みたいに地震があったらひとたまりもなくペシャンコになるだろうなあ。
ただの飾りかと思った年代物のエレベーターも動いていたので驚き。歩いた方が早いくらいにゆっくりゆっくり動きます。
写真を撮るにはもってこいな場所なので、客室をくまなく回って撮影しました。
楽しかった。
一度は泊まってみたいかも?いや。やっぱライラのB&Bがいいかな。
PM7:30頃。
劇場へ向かうとスチュがいた。
スチュとはBTF公式サイトを作ってるwebデザイナー兼BTFのチケット販売予約担当の青年です。
今回Randy再出演が決まったその日から、日々全国いや世界中からAmadeusのチケットの問い合わせに奔走していた彼。
うちらはユカリたんのメール攻撃により毎回ずっと同じ席を取ってもらいました。
そうずーーーーーーーっと二列目のど真ん中。
ユカリたんがスチュに挨拶しに行きました。
「はい!スチュ。ユカリよ!全席指定扱いしてくれてありがとうね!」
スチュも、わー君達が去年もわざわざ日本から来たという猛者か!と喜んで迎えてくれました。
そして村に行く前からお友達になったKomariさんが今日、日本から来ているはず。
お互い写真交換してるのですぐに。。。あ、Komariたん発見!
彼女は去年も一人でEquusを見に来ているのですと。
はるばるお疲れー、そんじゃ終わったらドア前に集合な!とかなんとかお喋りしながら観劇です。
舞台がはけて少人数のファンが集うステージドア。
寒い。クソ寒い。
Equus上演時を遥かに凌ぐ寒さじゃん、劇場内の冷房が。
時代劇なだけに俳優さん皆厚着じゃない?ヅラだのヅラだの白タイツだの。
そんでRandyなんて汗だくの熱演だし。俳優さんに合わせて冷房全開なのかなあ。
その空調が直撃するのね二列目のど真ん中を。
肩が足が背中が冷えるの。
冷たい夜風にさらされて更に震えながら待つ俺たち。
お腹も空いたわ、暖かいおうちでカップ麺が食べたいのママン。
Cathyはどうやら去年Komariたんにちらっと会ってるというので「ねえ彼女のこと覚えてる?」と紹介なぞして和やかに交流しつつ待つ。。。待つ。。。待つ。
出て来ないじゃないかーー、誰も。
や、さっき一人出て来て煙草吸ってたのよ。
でも彼またドアの中に戻っていったのよ。
あれええ?
じっと待つこと30分くらい。
いっこうに出てくる気配ナッシング。しまいにゃCathyたち帰っちゃったよ「また明日ねー」と言って。
えええ???マジ?
Komariたんとうちらの4人だけになって、しかもとうとうドア前の電気も消されて真っ暗闇。
プレビュー中だし、まだまだ詰めていくところがあるんだろう。
実際の観客の反応を見て、オープニングまでに手直しが必要なのかと。きっと全員で遅くまでディスカッションしたりダメ出したりしているんだろう。
明日もあるしね、とRed Lionに泊まってるKomariたんとはそこで分かれてお宿に戻る。
昼間仕入れておいたワインを空けて、うちらも夜中まで ダメ出しっす。
2006/06/22
朝です。恒例のプチ二日酔いです。
今日はsakikoさんがやって来る日なので、早目にランチをすませてPM2:00の回を見に劇場へ。
Komariたんとも再び合流しsakikoさんをご紹介したり。
と、ところがsakiさんたら「私さっきRandyに会っちゃった」え?何ですと?!
「チケット受け取ってロビーにいたらRandyもチケット取りに来たの(多分友達の分?)プレゼントが重かったし、もし後で渡せなかったら困るし、声かけて先に渡しちゃった」なんてアッサリ。
sakiさん、ある意味大物。さすが2004年のトロントQAFロケ地の旅でも大活躍してただけある。
さてこの日の舞台、ずっと気になっていたレクイエムの時のサリエリ先生のマントがようやく登場!
そうなんよー、これがなかったら印象かなり違うんだよー。
そしてRandyの白タイツは膝のとこが伝線してる。
フリーメーソンの前掛けをつけて出てこない。
時代劇だけに小道具大道具セットとかのディテールを怠ると、世界観を作れないんじゃないかーと思う。
舞台美術とかちょっとアレかなーという印象があった。
ヅラもボッサボサだし。
予算が限られてるんだとは思うんだけど、例えば後半の「げっそりやつれた」モーツアルトのメイク。目の下の隈が「どうしたのRandy?グーパンチで殴られたの?」みたいになってる回もあったり、衣装のボタンがとれてたり、裾がほつれてたりして。
二列目のど真ん中で見てるから細かいとこに目がいっちゃうのかもしれないけど。
ただ、Randyの熱演はそれを忘れさせるものがあったんで大満足です。もちろんサリエリ先生も。
懲りずにドア前で待つです。
端役の女の子がまだメイクも落としてない状態で出て来て、待ってる(多分)親戚のじいちゃん婆ちゃんらに「まだnoteがあるから、すぐに楽屋に戻らなきゃいけないの!」って言ってる。
やっぱりそうかー。
あー、もしかしてまた今日も出て来ないの?って思ってたらしばらくしてからキャストが出て来た。でも皆かなり疲れた様子。
そしてついにRandyも登場!!
しかし他のファンに「来てくれてありがとう!でもごめんね、急いでるんだ」って言ってるのが聞こえたもんだから、申し訳ないけどパンフにサインだけ貰い長々と英語で感想を言えるでもない私は、毎回感想を書いたメッセージカードを渡してるんだけど、どうも渡すタイミングが掴めなくて諦めた。
いつも通り華麗なフットワークで撮影に徹するのだ!(笑)
うりーさんも貢ぎ物を渡し、Randyの方から「ありがとう」って握手の手を出してくれてたっつーのに!思わず引いちゃってその手を握れなかったオカン!もう、オカンたらあああ!!!
そいえばKomariたんは?あなたRandyにプレゼント渡すんじゃ?
「昨日出て来なかったし、もしや今日もと思い、さっき劇場の人に預けてしまったんです」とのこと。
ところがRandyの方が彼女に気づき「Hey,Komari !(仮名)」と声をかけてきました。
おお。折角彼の方から言ってくれてるんだから、サインもらっとき!写真撮ってあげるから!さぁ!とオカンが二人を取り囲むのであった。
Komariたんのカメラを預かって撮影に挑むもなぜかデジカメが妙な状態になっててシャッターが切れない。責任重大なだけに俺滝汗!!!!!
結局撮れてなかったみたいでごめんなさい、ごめんなさい!
しかし横からsakiたん「私ちゃんと撮れたから」
うおおおsakiたんさすがだよーーう!
⬆︎sakiさんがあげた日本酒とKomariさんのプレゼントをぶら下げて歩くRandy
⬇︎thinkzinkことユカリさんと談笑するRandy
待ってたお友達らしき人とガシ!!!っとハグして一緒に帰ってゆくRandy。
うちらは夜の回まで時間があるので皆でお茶などしました。
が、こじんまりしたカフェは早々に店仕舞いしてる。小さい店は5時前には閉店しちゃうんですよ。
しょうがないから数少ない村のレストランのここでお茶することに。
この店は明日えみこさんやKanさんやその他の友達とのディナーで予約してある店。しかーし、それ以上のネタがこの店にはあったのだ。
⬇︎
Randyカラオケで「愛の讃歌」熱唱中。
画像はすべてMichael's restaurantのサイト「カラオケ」コーナーより。
6/2,6/9,6/16と毎週金曜日この店のバーでカラオケるRandyとキャストの皆さん。
Randyがカラオケ?!って感じだけど、丁度全員でリハやってる最中だし、村には他に娯楽施設ないしキャストの親睦を深めるうえでもこういうノリっていうのが必要なのねーきっと。と解釈しました。ていうか画像を見る限りではただの居酒屋での飲み会ですよ。
で、夜の回。
あれだけギリギリまでダメ出ししてるからか、 やっぱり良くなってきてると思った。本当に細かいとこのセリフや間のタイミングとかが直されている。プレビューから見ていく醍醐味ってこういう所かもしれない。
ふと気づくと劇場内には中国語で会話している女性たちがいます。チラっと聞こえただけなんだけど、台湾から来ているのが分かりました。
去年のEquusでも韓国から来たファンいたしなー。この小さなアメリカの村にこんだけワールドワイドに観客が集まっちゃうのは確かに凄いよ。
sakikoさんKomariさんは今夜でラストなので、絶対に会いたいし私も昼間渡しそびれたメッセージカードを渡せたらなあ。
ユカリたんも昼間からずーっとワイン抱えてるからいい加減この重いのを渡したいと(笑)
なんとか話す機会が出来て、ユカリたんがプレゼントしてる時のRandyの顔ったらねえ、もー本当に「はうーん♪」って感じでした(意味不明)
次に私の順番が来たので「Hi Randy,I'm sorry I can not speak English....」
「No,no problem ! It's OK ! 」
「 So I wrote the message for you」で、やっと手紙を手渡し。
いつもワーっといっぱいファンが居る中でドサクサにまぎれて渡して顔も見てないって感じだったので、あーこんな風にちゃんとご挨拶するのは緊張すんなーと顔が引きつりました。
Randyは「 WOW....」と胸に手を当てています。あー嬉しいねーそういう風に本当に素直に喜んで頂けると。本当に嬉しい。
としんみりしているとsakikoさんが体当たりしてきます。
「LINさん!一緒に撮ってあげるから!」
「Would you mind if I take a picture with you?」とRandyに聞いてみます。ええ彼が嫌だと言うわけがなく快く写真に収まってくれました。
その後sakiたんを見たRandyは「ああ、あなたは昼間プレゼントくれたよね?ありがとう」ってsakiたんにも近寄ってきて。。。優しいなあ。。。
最後にKomariさんがRandyにご挨拶をしました。
⬆︎わきには私の手紙を挟んで、手にはユカリたんの貢ぎ物をぶら下げ、熱心に真剣にKomariたんのご挨拶を聞いているRandy。
まるでお兄さんが妹を見守っているかのようでした。
ヅラを脱いだばかりのRandyは出てくると、いつもあり得ないくらいのボンバーな髪型になっているのですが(手櫛すら通さないっつか) そういった無頓着さがまた愛おしい。
Cathyとそのお友達も、sakikoたんもKomariたんもみんな今日帰ってしまいます。
明日は本番のオープニングですよ。
こうやってRandyとゆっくりお話しが出来るのも今日までかなー。
ああーーもーー、この子は優しいとか礼儀正しいとかそういうんじゃ表現出来ないんだけどねー。でもそういう子だったわ。しみじみ。
sakiたんとKomariたんの車を見送って、私たちも部屋に帰って打ち上げです。
ワイン2本空けてAM3:00就寝。
どうなるオープニングナイト!乞うご期待!