DoubleMintGum

I'm a Feminist,Shipper,Slasher and Fan girl.

Double your pleasure Double your fun,With Doublemint Doublemint gum.

映画と買い物

Dscn1470左側←にある携帯からのpostでも書いたのですが、今日は『スラムドッグ$ミリオネア』を見てから、About a girlRibbonで買い物してきました。
途中でお茶したりとか。
映画については、先月見た『MILK』と共に、某所(この10年ほど私がずっと挿絵とか書いてる某ローカルニュースペーパーです)に映画原稿として描くつもりです。
靴下は5本指しか履かないぜな俺様なので、オサレで可愛い5本指をいつも探しています。

『MILK』
長い事ドキュメンタリー映画のハーヴェイ・ミルクしか知らなかったので、こうして劇映画として見るのはまた新鮮でしたね。
ショーン・ペン似てるし。
ゲイライツ、ゲイムーブメントを少しでもかじった事がある人ならば、ここは避けて通れなかったですしね。
映画はミルクの、ダメダメじゃん、な部分とか政治的な駆け引きや小狡い演出や、運動と私生活とそれを取り巻く人間関係というか、人の感情の部分を描いていて、そこがドキュメンタリーとは違う所で。当たり前なんですが。そこを楽しみました。
運動…若かりし頃少しだけ首突っ込んだ事がありました。
いい所も悪い所もいっぱいあります。
私は長い事一人だけでものを作ったり描いたりしてきたので、何かこうひとつのものを誰かと、大勢の人間と力を合わせて作り上げていくという事にもの凄い憧れを持っていたのかもしれません。
映画であったり舞台であったり…昔は音楽というか芸能でそれをやろうと思って自分で動いた事もあったです。
革命。ムーブメント。
そういう言葉にただ憧れた時代もあったですよ。
あともう少し早く生まれていれば、と思った事なども。
それが思春期というものか!ι(´Д`υ)
そんな遠い日の何かに思いを馳せながら、今あんまり使えない大人になった自分はとりあえず選挙には行ってるだけですが。

『スラムドッグ$ミリオネア』
多少なりとも印度娯楽映画に嵌った時期があったので(ヒンディー語映画の大スター、シャー・ルク・カーンに夢中になりました)、ダニー・ボイルだし。アニル・カプール出てるし、くらいの認識で行って来た。
これまた面白い、印度映画的要素がたっぷり入った良い作品。
アミターブ・バッチャン!と聞くだけでちょっとワクワクしてしまう。

でも一緒に行った連れはどんより落ち込んでます。
「深[土川]で見た物乞いの事を思い出して、現実は今でも何ら変わってないって事が何かキタ」
との事です。
10年程前に深[土川]では奇形の物乞いの子供をこの目で見て、連れは本当にショック受けてまして、要するに…あの子達は中国内地農村部から黒社会の組織に買われて来た子達で、あの子らにお金を与えたところで全部ショバ代としてあがりは黒社会に吸い取られるだけだしねー、とか話しておりました。
両手両脚のないあの人だってそうだし。
なんて現実とは別次元で「とにかくショック」で生々しい原体験があるからか、映画の中でのスラムの子供達の生活風景は連れにとっては「映画というファンンタジー空間」の産物ではなく、肌で感じた深[土川]の子供達やかつて香港本土の鑚石山にあったスラム村のバラック小屋の商店街。そこで暮らす子供達の顔としっかり重なってしまい、胃に漬物石をぶち込まれたような感覚だそうです。
たとえそれがハッピーエンドで最後はお約束のダンスシーンで終わったとしても。
そう、まるで李滄東(イ・チャンドン)監督の『ペパーミントキャンディ』を見終わった時のような感覚、だそうですよ。

わはははは。
笑い事か。
や、笑ってないとやってられないって。

私はとにかく印度映画をあれほど見まくった時にでも「印度に行きたい!」と思った事はありませんでした。
だて無理ぽ。
印度か中国か露西亜に生まれてたら私はきっと生きていけないだろうと思った。