DoubleMintGum

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独家報道 2003年『天龍八部』大理~撮影現場 好玩儿REPORT

2003年1月 雲南省大理天龍八部城潜入レポート!
その時胡軍は聞いた「もう飯食ったか?」と

Report by Aya

大家好!
いつもこちらでお世話になっている(時々掲示板に乱入している)あやです。
実は去年の9月から上海在住なのですが、あまりにも地元情報に疎いため(中国語も未だに出来ないし…)恥ずかしくて皆さんに言えなかったのです…
でも、いつも楽しませてもらっているLIN小姐が上海に来ると知り、是非会わねば!と勝手に思い込みメールを送ったところ、「是非会いましょう」という快いお返事。
今回上海でお会いできました。いつもお世話になっているお礼がしたいと思ったのに、逆にLIN小姐に又も楽しませてもらってしまいました。(本当に感謝!)


そしてその際、LIN小姐に是非是非レポートを書いて!と言ってもらい、今回『大理レポート』を書くことに…
そうです。『天龍八部』な話。LIN小姐の「気楽に書いてもらえば」というお言葉を受け、今回書いてみました。

壱;上海から昆明へ

今回初めての中国での春節。1ヶ月も休みがあるので、中国国内旅行といきたいところだけど、ほとんど中国語出来ないし一人では旅行なんて出来ないよ…と思っていたところ、友達から「雲南行かへん?」と誘われ、一気に心は決まり雲南省へ行くことに。3泊3日列車の旅で一気(!?)に上海から昆明へ。列車の旅はなかなか快適!

弐;大理1日目「ポスター発見!の巻」(2003/1/21)

 朝6時30分に昆明到着!
一番南西にある雲南省にはまだ夜明けが…真っ暗。こんな広大な国土なのに共通時刻というところがすごいわ、中国。
何て時間は地球規定か…


昆明は大都会で、超高層ビルがないのを除けば上海と大差ないくらい。ということで、都会に用のない私たちは早速大理に向け、出発!

大理まではバスで4時間強。バスは誰かが持ち込んだ夕食の材料の生きた鶏のせいで、超くさい。
大理までは畑と菜の花と山々と本当に自然が豊か。気候もいいし。あぁ、雲南っていいわぁ。と満喫しているうちに大理の町、下関へ到着。
そこでつかまったおばちゃん3人に案内されてバスで大理古城へ。下関は中国の一地方都市って感じだけど、古城へ近づくにつれ大きな湖と山々が見えてきていい感じ。

案内されたのは、ユースホステル。2人部屋でバストイレつき50元。安いわ~。とそこですごいもの発見! 

入り口に、「天龍八部影視城 与明星親密接触」というポスターが!
胡軍がぁ~!!!大理にいるの~???もう大興奮。(しっかりHPを読んでないことがバレバレです。自分に関係ないやとロケ地までしっかりチェックしてませんでした。すみませ~ん。)
でも、受付の人に聞いたら、入場料100元とのこと。高い!友達は林志穎が好きだと言うので、「行こうよ、行こうよ」とだだをこねてみるが、いまいちの様子。でも、もう行くっきゃないでしょ!
とにかくホッとして荷物を降ろし、夕食&街探索に。街は古い町並みでこじんまりとしていい感じ。西洋からの観光客が多いせいか、カフェがたくさんあって上海よりいいかも~なんて思いつつ歩いていたら、又も発見!ギャ~!

ここは、「天龍八部 」ご一行が泊まっているホテルでは。
垂れ幕がこうも大々的にあったんじゃ誰の目にもあきらか…日本じゃこんなことしないだろう。と思われる。ちなみにホテルは「紅龍井花国酒店」という名前で、いかにも大理古城にふさわしく、朱の昔風の建物。門を入ると庭があって、2階建てのコの字型建物は、中庭に面して扉と透かし窓(って言うのかな)が開いている。でも、大理古城の建物は全て夏仕様。夏来たら涼しくてきっといいんだろうなぁ。今はちょっと寒い…暖房ないし。(電気毛布はあるけど)

 参;大理2日目「大後悔!の巻」(2003/1/22)

 翌日は、勧誘されるまま馬で山に登ることに。(往復70元)

とてもいい天気で日差しがきついけど、いい眺め。
強烈に暑い。登る途中で、影視城発見。
馬のおじさん曰く何もないしおもしろくないとのこと。えらくデカイ!名前通り一つの城って感じ。あぁ、ここで胡軍が撮影しているのね~!山を降りてから行くつもりが、友達が白族の村、喜洲に行きたいというのでまずそっちへ。そうこうしているうちに夕方になり、結局影視城に行けず。え~ん!


夕食前に、昨日発見した「天龍八部」ホテルの前を通ってみる。中を覗いてみたら、ちょうどトラックから道具を降ろしているおじさんたちがいたので、友達に明日も撮影があるか聞いてもらう。そしたら、今影視城から帰ってきたところで、今日は胡軍と撮ったよって言うではないの。明日は山の上で撮るから見れないよとのこと。え~ん!今日行けば良かったよ~!!!
恨んでやる…(度量の狭い私…)
その夜は、後悔で寝付けず。(本当に度量の狭い私…)

四;大理3日目「急展開!の巻」(2003/1/23)

 

朝焼けの山がとてもきれい!
宿に案内してくれたおばちゃんが下にいて、影視城のことを言っていたら、「胡軍は昨日飛行機で北京に帰っちゃったし、それに彼性格悪いわよ~」とのこと。(失礼な!)何で昨日影視城に行かなかったんだろうと又もショックを受けつつも、もしかしたらと朝食の前にしつこくホテルを覗いてみる。
また友達に今日撮影があるかどうか聞いてもらっていたら、昨日のおじさんもいて、「おぉ、昨日来た日本人か」と何故かロケバスに空きがあったら一緒に連れて行ってもらえることに。ぐわぁ~!本当?本当!!!

裏方のおじさんたちと話していると、向こうから来るのは、あれは…あれは…胡軍が、寒そうに肩をいからしてやって来るではないの。

かっこいい!!!
おっさんなんてとても呼べない…
映画で見るよりずっと細い。スラ~ッとしている。それに、すでにドウランを塗っているのか焼けているのか顔色が土色…後で思い返してみたら、ズボンも上着もあの古装の下履きだったような。ってことは、ドウラン塗ってたね、きっと。
髪の毛は何か5センチぐらい全部逆立っていた。これは、寝癖じゃない?よね…何だか寝起きっぽくて怖かったんだもの。初めて見た胡軍は、神経質そうで怖いイメージ。
声掛けられなかった。
そしたら、おじさんが「衣装つけてから一緒に写真撮ってもらえばいいよ。俺が言ってやる」と言ってくれた。(でも、実際には頼んでくれなかったんだけど…)やったね!
その後、何故かおじさんたちと怒涛の写真大会。そこのホテルのマネージャーも一緒に撮ってくれというので一緒に撮る。私たちただの日本人なんだけど・・・
そうこうしているうちにロケバスはどんどん去っていく。衣装係のおじさんが、「あれに乗んなよ」というので、覗いてみたら、俳優さんたちのバスで、「あんたら誰?」という冷たい視線に結局乗れず、私たち置き去り。
どうしようと思っていたら、昨日のおじさんが奔走してくれて、昼飯を運ぶ車と共に運んでくれることに。しばらくしてから昼飯ワゴン車がやって来て、ガタガタと山道を行くこと数十分。見えてきたよ~、撮影現場。
山の中腹に作られた山門。撮影してるよ~。すごい、すごいと思っていたら、何と衣装を身につけた胡軍が黒い馬に乗って近くへやって来るではないの。(私たちがいたところの前が馬の通り道だったので、練習していただけ。)かっこ良過ぎる~!!!さっきよりずっといいかも♪又、黒い馬もすごくりりしい。胡軍にピッタリ。でも、やっぱり神経質そうで怖い感じ。(そりゃ本番前だものね…)何回も行ったり来たりと馬で駆ける練習。
喜んでいたら、おじさんたちが変な日本人がやって来たと集まってきて囲まれる。撮影中なんじゃ?

 

そして、ご飯タイムが。胡軍もにこやかな表情になって談笑している。
少し後、他の俳優たちはご飯隊ワゴンに向っていたが、胡軍は一人エキストラの皆に頼まれ、次々と「過来!」( って英語に訳すともしかして「come on!」?)と一緒に写真を撮ってあげていた。そのデカイ、張りのある声がまたステキ!!!その後一人でいたので話し掛けても良さそうな雰囲気だったんだけれど、なんせ中国語が…あぁ、もっと中国語やっておけば良かったと後悔しながら胡軍の背中を見つめていただけ… (日本の胡軍迷をアピール出来ずスミマセヌ)
その後も、少しお高くとまった(若いしかわいいし許す)劉亦菲ちゃんが、馬(彼女用)に人参をやっていて(無視されていたけど)馬が暴れて私たちのところにやって来たら、「気をつけて!」と胡軍が声を掛けてくれた。そして、劉亦菲ちゃんに馬の扱い方を教えてあげたりもしていた。それに、黒い馬にも話し掛けたり、なでたりしていた。やさしい!!!
友達が、「胡さん、あの女の人(劉濤かな…)と仲良さそうだよね。さっき肩組んで二人でどっか行ったよ~」ってそんなことしてりゃ噂にされるべさ…(にしても私はその時何を見ていたんだろう…)

その後、二人でボーッと立っていたら、胡軍が遠くからこっちに向かって「ご飯食べた?」ポーズを。(茶碗を持って箸でご飯をかきこむポーズ。やっぱりどんぶりでかきこむのか…)何て幸せ…友達が、「お腹いっぱいだから」と答えていた。
撮影中と違って神経質な感じはなくなったけど、やっぱり威厳がある。かっこいい!!!その後、胡軍は車の中でご飯を食べていた模様。(視界から消えたので推測)

 

友達は、近くのワゴン車に乗ってご飯を食べている林志穎に釘付け。そこへ、新人のような若い俳優さん(すご~く背が高くてヒョロリ~ンとした人)が鳥のから揚げを持ってきてくれる。私が手で取ろうとしたら、「ティッシュないの?」と言うので、「あるある」とバッグを探していたら、車の中から林志穎が「ここにあるよ~」とトレペを差し出してくれた…皆、いい人たちだ~。ご飯が終り、ご飯隊が「帰るよ~」というので、名残惜しくも山を降りる。

その夜は、11時過ぎ街中が停電。カフェにいた私たちは、門限もあるので真っ暗な街をホテルまで帰る。(持っていた蝋燭は建物から出た途端風で吹き消されてしまった。)星がすごくきれいだけど、真っ暗って怖いものだな。久しく経験したことがないくらいの暗闇だった。ホテルに戻ると電気がついていて、本当ホッとした。おっさんたちのホテルも真っ暗だったのかな~。もう寝てたかな…

それにしても、現場は風がきつく、砂埃が恐ろしく舞っていたので、お風呂に入ったら、髪の毛から黒い水が流れていた…ちなみにこのユースホステル、バスタブはついているが何故か窓にガラスがなく網戸のみ。(全く夏しか意識してないのね)お湯を張って入らないと寒くてとてもじゃないが入れないという状態。毎日、この過酷な中で撮影しているおっさんたちって大変だなぁとしみじみ。おっさんの髪の毛が…ってヅラだから気にしなくていいのか…

 五;大理4日目「又!の巻」(2003/1/24)

 友達が昨日の夜からダウン。
薬を飲んで1日寝てるというので、私は自転車を借りて又撮影を見に。
最初道がわからず恐ろしい道に入ってしまって自転車で来たことを大後悔。車で来た時には気づかなかったけど、大理石の採石場と墓しかない結構荒涼とした山だった。でも、何もないので見晴らしはいいけど。それに、今日は変な風が吹いて雲行きも怪しいし、寒い。引き返そうかと思ったが、突き進む。だって、こんな機会はまたとない!
やっと現場が見えてきて感激!でも、又来たと思われたらどうしようと緊張しつつ、到着したら、皆「おっ、又来たな。自転車か。すごいの~」と歓迎してくれた。ホッ。
現場監督のおじさん伍亞舒がずっと相手をしてくれて、中国語がわからない私相手に簡単な言葉でゆっくりいろいろ話してくれた。撮影は後3日で終わりで北京に帰れるとすごくうれしそう。撮影は、修慶と游坦之のシーン。(でも巨大な扇風機が出動していた。)何だか雲行きが怪しいと思っていたら、ミゾレが降りだし、撮影は中断。暇なおじさんたちに取り囲まれ(20人はいたと思う)、おしゃべり。といっても中国語の出来ない私。おじさんたち、やいやい質問をして、私がちょっと答えると盛り上がって勝手に話していた・・・あまりに寒いので、帰ろうかどうしようかと迷っていたら、衣装さんが人民コートを貸してくれた。そして、しばらくしてミゾレは止み、撮影続行。
そして、そして、胡軍登場!!!残ってて良かった~!
胡軍が皮袋から酒(撮影ではもちろん水)をガハーッと飲むシーン。線路のようなものがセットされて、その上に置かれたイスに座った胡軍を移動させ、動きを撮ろうというもの。もちろん、巨大な扇風機も登場。でも、うまくいかなかったらしく、取りやめ。立って撮ることに。
やれ、もっと手をあげろ、もっと髪の毛をなびかせろ、もっと上から飲め、もっと酒をこぼしながら飲めなど注文が出て、同じシーンを演技を変え、アングルを変え、何回も撮る。セリフはなし。もちろん、胡軍もいろいろな意見を出していた。その時の、「好不好?」の声がステキ過ぎる!!!(ってそれしか理解不能)にしても、寒い中水がかかって大変。映像をチェックする時は、身震いしていたし、水を何回も一気のみするもんだから目も真っ赤になっていた。そういえば、鼻もかんでたな。そして、その紙はもちろんその辺に捨てていた。
こんどはエキストラ群集を前に同じ動作を又何回も撮影。1時間ぐらいやっていたのでは。「こんなのは?」とマントを翻して見せる胡軍。それが横にいた撮影監督の顔にもろぶつかり、焦って「知らなかったんだよ~。ごめんよ~」(推測)と撮影監督の顔をなでていて、エキストラから笑いが…主役だからというだけではなく、撮影隊の中心人物、皆の人気者、という感じ。昨日と違って、今日は胡軍の笑顔がたくさん見られた。でも、セリフはひとつもなかったなぁ~。

短いようで長かった(と思われる)胡軍の出番が終って車に戻ってしまったので、帰ることに。皆にお礼を言う。帰りは自転車でゴンゴン降りる。石だらけの道なので、お尻が痛くないように腰を浮かせて。

あぁ、頑張って行った甲斐があった!
撮影隊の皆さん、ありがとう! 

というわけで、あやさんによる大理レポでした。
2003年3月の上海旅でお会いしたあやさんは、とても淡々と「実は胡軍に会ったんですけど・・・・」と言い出すので、ぎえええええマジ??とのけ反った私。
しかもその時にゲットした天龍八部城ポスターまでお土産に下さった。
あやさんのお話がとても面白かったので、今回の「大理レポート」を書いて頂きました。

ありがとう、あやさん!渾身のレポお疲れ様でした!

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