DoubleMintGum

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2002年東京国際映画祭

『天上的恋人』@オーチャード・ホール

2002年10月27日午後3:00上映の『恋人』

上映後のティーチ・インには監督の蒋欽民、主演の董潔、劉燁が登場した。

まずは監督が・・・・

蒋欽民「皆さんこんにちは。監督の蒋欽民です。こんなに素晴らしい劇場で『恋人』を上映して頂いて本当に誠に、ありがとうございます。本当に夢のようです。この映画は中国の一番山奥で撮影しました。約50日間かかって毎日海抜1000mの山までのぼって、撮影しましたけど、ちょっと苦労しました。本日この劇場で、山の新鮮な空気が戻ってきたように思います。皆さんもそう感じたでしょうか?映画人として、映画の魅力はそこにあるんではないでしょうかと思います。ありがとうございました」


と、さすがの日本留学経験を生かして、すべて日本語での挨拶でした。

董潔「大変素晴らしい劇場で、今回私達の映画を上映して頂いて、本当に感動しています。また沢山の方が集まってくれてありがとうございました。御覧のようにこの映画は中国の田舎を舞台にしたラブストーリーです。登場人物三人がそれぞれハンディキャップを持った人間の話ですが、皆さん気に入って頂けたでしょうか?」

劉燁「日本は今回初めてなんですけれども、僕の出演した映画は既に日本でも公開されている、と聞いています。特に日本の迷のみなさんに直接御会い出来ればな、と思っていましたが実際にこうして会ってみて、僕達を暖かく迎えてくれて本当にありがとうございました。また次回、僕達の映画が日本で公開されるかもしれませんので、よろしくお願いします」

会場からの質問タイム!

Q「ハンディキャップをもっている役柄という事で、どのように役作りをしましたか?」

劉燁「実はロケに入る前に監督とそういう話をしていました。今回、僕の役は耳の聞こえない人で、その「聞こえない」という障害をどのように表現したらいいか。リアリティを追求して障害者の真似をした方がいいのか、それとも障害を持ちながらも、心は美しいという部分を出した方がいいのか。僕は障害者の人々の学校に行ってみました。そこで、ただ真似をするだけでは彼らの心の美しさは伝わらないと思い、心の中の表現に重点をおきました」

Q「何か失敗談は?」

劉燁「アクシデントは、目線とかそういう所で。やはり失敗は多々ありました」

Q「山の中のロケで印象的だった事や、大変だった事は?」

劉燁「大袈裟ではなく、本当に毎日心配しながらロケをやっていました。大変険しい山の上での撮影で、毎日麓から登って、ロケしてまた麓へ降りるという往復をするんです。その険しい山や、その上に建つ家などの風景はCGやセットなどではなくて、本物なんです。どれくらい恐いかというと、僕達が車で登っていると後ろの車(ロケチームの車ではない)が、転落してしまったんです。(会場からは「ええええ」という驚愕の声が(^^;))こんな交通事故が起こるとは思わなかったです。初めてロケ地の下見に行った時、僕は監督に「どれくらい保険をかけてくれたんですか?」と聞きました(笑)」

 

さて、開場待ちで並んでいる間には横を陳可辛監督が通り過ぎたり、トイレに行ったら、側を董潔が横切ったり、一時停車した車の助手席に劉燁がいたのを発見したり、と「映画祭ならでは」な光景にも出くわしました。

登場した劉燁はでかい!董潔可愛い!監督は陳果なのか?!<違う!!
今までインタビュー映像で見る劉燁は、本当にいつも落ち着きがなく子供のように耐えず動いている子、だった。
今回は緊張しているのか「大人しくしてなさい!」と言われたのか(笑)じっと座っていましたなあ。それでも質問中に間をもてあまして退屈になってしまい、会場を見まわしてみたりあくびをこらえてみたり。若いな~という印象。

で、映画の内容は??(以下、あくまで個人の感想)・・・・山々の風景は大変美しかった・・・・が。
主題もそうだが、まったく全体がチグハグで「あなたは一体何がしたいの?」という作品でした。出演者は確かにそれぞれ輝いている部分もあった、とは思うが、空回りである、と感じさせ、遂にラストシーンでは観客の失笑すら・・・・。
ティーチ・インでも「唐突なラストに『何だかなあ~』と思いましたが」という質問が飛び出していた。

劉燁がデカいので乗っている自転車が三輪車に見えてしまった、とか、一生懸命歌っている、とか、草で編んだシャンプーハット姿に悶絶とか、私なりの見所はありました。

ともかく、とりあえず、初めて拝んだ生劉燁。
本人を前にして素直に感激し「いい役者になっておくれよ」と暖かく見守り、声援を送りました。

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