DoubleMintGum

I'm a Feminist,Shipper,Slasher and Fan girl.

Double your pleasure Double your fun,With Doublemint Doublemint gum.

2002年東京国際映画祭 2

10/31渋谷シネフロントPM16:00

この日の『恋人』上映終了後もティーチインが行われた。

監督と董潔が別の取材で遅れた為に、まず劉燁が一人だけで登場!←緊張してます!両手がビシっと脇にそろっちゃって。

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で、あとから遅れて二人が来るというのは判っているからか・・・・でも何で通訳さんの側に座らないんだろう?と思っていたら。
じっと見ているその先は・・・・。

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そうなの!司会者の方に、劉燁がものすご~くなついてしまったの!!!

司会の方が何かメモっていると「それなーに?」と覗き込む♪
司会者も「あら、可愛い子~」とニコニコ。
見つめあう二人はまるで親子か、はたまた子犬と飼い主のようないい雰囲気。
劉燁がぶんぶん尻尾を振っているのが見えます!

言葉の通じない二人なのに、とっても良い感じ。もう見てて微笑ましくて、こちらまでつられてニコニコしちゃったよお~!

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監督と董潔が到着した頃には、ほれこの通り。すっかり心許してます。
司会の方も劉燁が可愛くて、優しく見守ってます。
なんか劉燁の素直な心根がはっきり判った瞬間。ちょっと感動した・・・・。

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Q「映画の中で特に気に入っているシーン、皆に見てほしい所は?」

劉燁「一番見てほしいのは、三人の障害のある人物達が家族のようにコミュニケーションしようとしている所。言葉ではない部分での「暗黙の了解」のところが一番素晴らしいと思います。皆さんにおすすめの見所は、ロケに入る前に、この映画の為に一ヶ月くらい筋トレをして体を作ったので是非その成果を見て頂ければと思います(笑)」

Q「視力があまり良くないと聞いています。27日のティーチインで監督が、自然の風景を撮りたいのでグラフィックは使わない、と言っていましたが、大変な高地での撮影で坂や自転車のシーンも多かったので苦労もあったのでは?それと映画の中で出てきましたがキンモクセイ茶の作り方を知っていたら教えて下さい(笑)」

ここで司会者が、「(質問に対して劉燁が)困ってるみたいですよ(笑)」と一言・・・・

劉燁「ロケ現場はかなり危険でした。自転車のシーンもそう。ほんの数m先は崖なので、下に落ちる所でした。キンモクセイ茶の作り方は全く判りません、ただ取り方だったら教えられます(笑)」

司会「本当に美しい風景でした。撮影はいつ頃行われたんですか?」

劉燁「9月から10月末」

司会「けっこう寒くなりますよね?体調の方は大丈夫でしたか?」

劉燁、司会の方をすがるような目で見つめながら、大きく手を振り「ダメだったのおおおおお!」というリアクション。場内爆笑!

司会「そうですか(笑)私が聞いてばかりじゃいけないですね、他にどなたか・・・・(笑)」

Q「これの前に『小さな中国のお針子』を撮っていますよね?風景がけっこう似ていたんですが、全く違う場所なんですか?また普段ああいった山の中での生活というのは、撮影以外では未経験なんでしょうか?」

と、ここで劉燁が答えている途中、監督と董潔が遅れてやって来た。

劉燁「ロケは違う場所です。『恋人』は広西省チワン族自治区、『お針子』は湖南省で、とても離れています。山の中での生活については、僕は生まれた時病院で生まれたのではなくて、山の中で生まれました」

Q「坊主頭にした時、血が出てましたけど・・・・痛かったんでしょうか?」

劉燁「かなり痛かったんですが、血は本物じゃありません(笑)」

Q「今まで『山の郵便配達』や『藍宇』を見ました。演技をするうえで心掛けていることは?」

劉燁「三つの作品とも全て違うスタイルの役作りを目指しました。『藍宇』と『山の郵便配達』は、内面的表現に力を入れたし、今回は明るくて心のあたたかい、前向きな青年を目指して演じました。僕にとってこの役はひとつの突破口のようなものでした」

Q「水につかるシーンとかが多くて、監督はかなり劉[火華]をいじめてるような気がしたのですが、彼に対して演技の期待も大きかったと思いますが、色んなシーンをチャレンジさせた時のエピソードは?劉[火華]さんは、監督から辛い場面を指示されてどういった思いで演じたのか聞かせて下さい」

蒋欽民「ロケ現場は山の上で、あまり水のない所。そこで生活している人々は雨水をためて暮らしています。彼が水につかるシーンが多かったのは、彼には母親がいないので、母親のいない子供にとって「水」というのは一種の母の愛情を感じられる場所ではないか、という思いがあった為です。ロケは10月頃でとても寒かったです」

劉燁「撮影時、監督から指示があった時も監督の演出意図は充分伝わったし、インパクトのある作品を目指していることもよく判りました。牛を倒すシーンがありますが、皆さんが見たのは僕が転んだ所で場面が変わってしまっていますが、実際あのあとずっと牛に引きずられていました(笑)」

司会「大変だったんですね、色々と。傷だらけになったんですねー」

劉燁またも司会の方をじっっっと見つめて、首をぶんぶん横に振り「ううん!大丈夫~!」という顔。

司会「大丈夫?(笑)」 場内爆笑・・・・っつーか悶絶

そして約30分のティーチインは終了。私と活火山ポチさんは「あんな目で、あんな笑顔で迫られたら、胡軍もさぞ・・・・」と「心はすっかり捍東」状態であった。

おっさんの気持ちがなぜか今になってよ~く判った・・・・と呟きながら盛り上がった渋谷の夜であった。

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