DoubleMintGum

I'm a Feminist,Shipper,Slasher and Fan girl.

Double your pleasure Double your fun,With Doublemint Doublemint gum.

使いたくない言葉

舞台の初日やらアルバムの発売日やらで、D-3,D-2などとその日までのカウントダウン的によく使われているやつ。
軍事用語だったと今更ながらに知ったので、自分では使わないようにしよう。
イベントで買ってきたものを「戦利品」と言ったり、好きなものの解釈違いを「地雷」と言ったり、隅々まで見て回ることを「絨毯爆撃」と言ったり…あげていけばいくらでもある。
しかしこれらを、みんなが使っている仲間内での共通言語にしてはいけない。
「飯テロ」もそう。

linlinsz81.hatenablog.com

たとえそれが「Adorable Representative MC for Youth」という意味なんです、といったってわしは絶対にARMYを自称しない。
銃を装填するジェスチャーやBOMBといった単語を使うのは嫌だし、批判する。
好きであっても批判する。
好きなら全てを受け入れるという姿勢は間違いだ。
好きで応援することと、批判することは同時にできる。

オタク(に限らず)がネットミームとして使用する言葉には何かしら差別的な背景があったりする。
当たり前に使う言葉に少しでも疑問を感じたら、面倒くさがらずに調べよう。
っていうのもやっぱ心に余裕がないとできないんだよなー。今ちょっと休みがもらえて、なおかつ去年の今頃みたいに「この先ずーーーっと仕事が入ってこない。どうしようどうしよう」っていう休み状態じゃないからさ。
先の仕事がある程度埋まっていて(でもそれだっていつ反故にされるか分からんけどな、去年みたいに)生活に余裕がないとそんな気にもなれない。
貧困は思考能力を奪う。

自分に刷り込まれた偏見、骨の髄までしみこんだ性別二元論を拭うのだって容易ではない。
Blytheで着せ替えや撮影をしていた時から「お人形さん遊びが好きだなんて、やっぱりLINさんも女の子なんだね」って言われ続けてきたからなー。
もうどこからつっこんでいいか分からないくらいだ。

そして、ここ最近で最も嫌な言葉が「ぬいママ」である。

linlinsz81.hatenablog.com

ぬいやドール所持者を「ママ」という現象にもその腑に落ちないモヤモヤが鬱積しているわけ。
「ぬいママ」という殺傷能力の高いワード、これすごく怖い。
女性に対する「母性」の押し付け。
「分母」「母国語」という言葉自体にも疑問を持っているので普段使わないように気を付けてる。
着せ替えドールやぬいぐるみを収集していると「女性らしい一面があるんだね」と言われ、ガレキやフィギュアを収集していると「男の子が好きそうなことやってる」と言われる。
ジェンダーに基づく偏見とか刷り込みは深いなーと思う。

オタクが、男性が料理をしたり家事全般をこなすと「おかん」「ママ」「お姉さん」と呼ぶのもめちゃくちゃ嫌です。
面倒見がいいとか料理上手な男性を「ママ」とみなすジェンダーバイアス、感情ケアや家事労働は本来女性がやるものだという「母性神話」をまずはぎとってしまえよ。
細やかな心を持っている、料理や裁縫が好きという性質の男性を「女のような男」と認識する価値観がクソではないか。
結局は「面倒見が良くて感情ケアをしてくれて家事全般をするのは女である」という偏見の助長とジェンダー規範の強調にしかならないので、面倒見がよくて包容力があって料理が上手い男性を「ママ」「おかん」「お姉さん」と呼ぶのは嫌いですね。

この辺は二次創作を読んでいると必ず出てくる、偏見の煮凝りみたいなもんなので、もう日本人作者の二次創作は読まないようにしている。