DoubleMintGum

I'm a Feminist,Shipper,Slasher and Fan girl.

Double your pleasure Double your fun,With Doublemint Doublemint gum.

映画の感想を…

書こうと思っていたら、私の言いたいことを全て言語化してくれたのでもういいや。

www.buzzfeed.com

6本見ると1本タダになるやつで今月行って来たんですよ。

https://www.instagram.com/p/Bp6jsqMAQXT/

"Bohemian Rhapsody"

しかもなんか一般公開前日の上映だったみたい。よく知らないで行ったんだけど。

元々フレディ役はサシャ・バロンコーエンで、なんとその後にベン・ウィショーにオファーがいってたという事で当時は「え?それはないでしょ。無理でしょ」と思っていたら無事ウィショーさんではなくなったので安心していた。でもQueenの映画なら完成したら見てみたいなーくらいの思い。
私は『シングストリート』世代(1980年代にUKバンドにどっぷりハマっていた10代を過ごしたから、これは俺の青春か!みたいな部分があった)だからQueenは私よりもうちょい上のロックなお姉さんたちのものだった。
1970年代の少女漫画やJUNEを読む上で必ず履修したのが、レッドツェッペリンであり(『エロイカより愛をこめて』は必須)Queen、デヴィッド・ボウイ、ルー・リード、T REXそして『ロッキーホラーショウ』だった。

映画を見ていて、はーやっぱキラークイーンとボヘミアンラプソディは最高だな。ていうかエイダン・ギレンが出てる。『シングストリート』にも出てたけど。QAF UKだよ、わしの人生を変えたのは…とか思いながら見ていたし、リアルタイムでライブエイドを見たので「懐かしーー」とも思った。

そこそこ良かったけど、すっごいモヤモヤする!なにこれ!

⬆︎上記のリンク記事を読み、そうそれ!それな!!!と思っていたら、いつも読んでいるブログで、もうそれこそ直球で言語化してましたよ。

www.ishiyuri.com「この映画がよくないのは、それらの価値観を現代の視点から洗い直したり、疑義をさしはさんだりする部分がひとつもないということ。これじゃ大昔の有害なステレオタイプをただのんべんだらりと再生産しているだけです。」

 それだーーーー!それだよーーーーー!!
と思わず膝が痛いのも忘れて立ち上がってしまいました。
この映画が好きだと肯定的に捉えている人が「だってフレディの妹がOK出したんだ、ブライアンやロジャーが関わっているんだ」って言ってるの見ちゃってさ。いや、そうじゃねえだろ。だから何なんだよ。

以前、映画『번지점프를 하다』を見た時も言いようのないモヤモヤというか、ラストには思わず「え?!」と声を出してしまったくらいで、怒りすら感じた。
若い이병헌は、そりゃかわいかったけどさ……(でも이병헌が劇中妻をレイプするシーンまであって、もうその辺から「これ無理。ないわー」と思いながら見てたらラストがあれ!)
それにしてもなんて酷いラストだ、と言ったらこう返された。
「死ぬから美しいんじゃないですか」
と。
そうか。セクシャルマイノリティは最後に死ぬから美しい。
ヘテロたちを感動させ泣かせてあげることで貢献しているし存在意義がある、だから生きているセクシャルマイノリティは美しくない。声高に権利を叫ぶマイノリティは美しくない。
なるほど。よくもまあそんな差別意識丸出しの言葉を俺に言えたなあ。「私は外面はBL好きで色々問題意識も持ってる風に装っているけど実は差別者なんで信用するな」って言ってるのと同じだけどなぁ。
っていうのを思い出した。

とにかく上記の二つのリンク先に言いたいことは全部書いてあったのでちょっとすっきりした。

余談ですが、件の『シングストリート』も私にとってはモヤモヤした映画なんです。