Q.天才の智冠として乗馬などの十分な準備をしたそうですが？
A.撮影する前に監督が資料をたくさんくれた。朝鮮後期に智冠らがどのようにしたのか使用する道具、指導方法についての本もくれましたが、それは難しくて読めなかった。
位置を把握するためによく見られる科学的アプローチの小道具があった。
羅針盤のようになっており、日時計もあった。
背山臨水として良い家の前には何があり、生地が流れて後には山があって左青龍右白虎のように決まった部分があるが、最初にこのような道具を持ったら天才の智冠という説明ができないと思った。
過去髭がなかった時代に本を持ってあちこち歩き回る場面を除いて、この人は全ての感覚がこっちに住んでいるということを強調したかった。
ある空間を見ても、井戸が噴き出ることを知って殺気がまわるということを知っている。能力が高く、大きなことを表現するために目で見て感じるもので、道具を使ってはならないと話した。
Q.日時計や羅針盤をやめようと승우さんが言ったのですか？
A.そう。
監督の作業スタイルが良かった。俳優たちの意見もよく聞き、格式ばらず俳優たちと話をたくさんする方なので作業するには完璧な現場を用意してくれて配慮もしてくれた。
パク・ヒゴン監督は事前にみっちり調査をするスタイルだ。
『パーフェクトゲーム』の時もそうだった。何か質問するとなんでも答えてくれた。
聞くのも楽で現場で友達のように親しくなれた。お互いに信頼感がなければ作業できない。
Q.『명당』は土地や家の栄光へのこだわりを見せる映画だった。個人的に執着する部分がありますか？
A.室内空間に対する執着はある。僕が暮らしているところに対する明確な基準がある。
内装も知り合いのインテリアデザイナーに任せたが、僕が好きな写真を280枚くらい見せた。こんな人は初めて見たそうだ(笑)
自分が生活していかなければならないところだから神経を使うんだ。
引きこもりだから家にいるのが好きだ。さらに犬一匹、猫二匹と一緒だから気を使う。
冬暖房が入れば、伴侶動物には暑いかもしれないと、居間の端部分にはボイラーを貼らないようにした。
犬がよくいる場所からオンドルを除いた。暖房が入るといつも涼しい場所を探してお腹を当てて座っていたから。
母親の家の犬が亡くなってしまい悲しんでいたから、うちで生まれた猫二匹をあげた。今では母が返してくれない(笑)
Q.華厳寺で初撮影だった。ロケは難しいはずなのにどうでしたか？
A.スタッフたち全員本当にそろりそろりと足を浮かせて歩くという感じだ。
最大限お寺にいた僧侶たちの邪魔にならないようにした。
朝の礼拝の時間になれば、撮影スタッフと静かに待って、終わってから撮影した。ここまで許可して頂いて映像も素晴らしく撮れた。実際に初めて見た時は圧倒された。
Q.今まで共演した俳優の中で最高だったのは誰？
A.どの人も全員良かった。
でも今はペ・ドゥナ氏が思い浮かぶ。
僕が演技しているのか、それとも普段なのか、勘違いさせるくらい特有のナチュラルな呼吸がある。
台詞を台詞のようではなく、本当に普段の会話のように表現できる能力を備えた役者だ。
Q.俳優조승우の座右の銘は？
A.昔は舞台の時もそうだし、ひどく完璧主義者の傾向性があった。
夜8時と、昼間なら2時頃。映画館に行った。
誰もいない時に行って一人でずっと、自分に足りないこと、前日ミスしたことを反芻した。理解できないことがあれば質問をしまくって、演出家を悩ませるスタイルだった。
ミスをしたら悔しくて自責の念で眠れなくて、更に自分に無理強いしていた。
今は決まった練習時間に人より余計練習してもっと集中しようとする。
練習が終わってその公演や作品に入った時、その日その日、一日一日僕は僕ができる限り最善を尽くしたと思うと、よく寝ることができる。
いつも最善を尽くせばいいと思うようになった。
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