いつもの森に行った。
ほんと、ここでしか撮影してないだろ、わし。
⬆︎まるで墓標のようだ。
高校生の時からここで写真を撮っている。好きな場所が決まっているせいか同じところで同じような写真しか撮らないけど。
写真を撮っている時や絵を描いている時小説(ていうかSlash)を書いている時物を作っている時は、それに集中して一切の考え事をしないので、そのおかげでこの歳まで生きてこれたのかもしれないなー。
そうじゃなかったらとっくに終わらせていたかもなー。50歳を超えた自分の事なんて想像出来なかったよ。
今日は久々に心がグラグラ揺れて折れそうだったので他の予定を全部やめてBlytheとカメラをかかえて森に入った。
これは何ていう花なのだろうか。
知らんけど、まるで金平糖のようだった。思わず興奮しちゃった。
朝、ビルの7階にある待合室のソファーに座り窓の外を眺めると雪が降っていた。
雪かと思ったそれは風に煽られた小さな羽毛のようにも見えた。
窓の側に寄って凝視していたら、たんぽぽの綿毛だと分かった。
まるで意志があるかのようにぐいぐいのぼっていく動きで、えー綿毛ってこんな上にまで飛んでくるんだ、そんなに飛ぶんだ、と思ったのもあって森に行こうと決めたのかもしれない。
今日はよく晴れていたが風も強く、森の中でも勢いよくたんぽぽの綿毛が飛び回っていた。