2018ミュージカル・演劇界総決算
今年のミュージカル・演劇界は「Me Too」やフェミニズム、創作に要約される。
この2月ソ・ジヒョン検事の告発に始まったMe Tooは演劇界に野火のように広がった。舞台では変化した性認識を反映する努力もあった。
韓国創作ミュージカルで海外市場に出ようとする努力も続いた。
(略)演劇界を席巻したMe Too
舞台にもフェミニズム。
演劇・ミュージカル界はMe Tooの震源地だった。
「文化ゲリラ」と呼ばれたイ・ユンタク、演出、制作者兼俳優として大学路の話題作を量産したチョ・ジェヒョン氏、韓国的演劇言語を発展させたオ・テソク、ミュージカル界のゴッドファーザー、ユン・ホジン演出など文化界の名望家たちの素行が相次いで明らかになった。被害者たちは苦痛の中で告発し、性差別的・権威的な制作文化に対する自省につながった。
舞台も変わった。
ミュージカル『ラ・マンチャの男』は今年の公演で、輪姦の場面を大幅に修正した。男性ドラマ中心だった演劇界で女性を中心においた作品も浮き彫りにされた。
ミュージカル『レッドブック』は、英国のビクトリア時代を背景に女性の主体的な成果人生を描いて好評を博した。(略)
上半期、やや退屈だったミュージカル市場は、下半期に『笑う男』を皮切りに、大型の話題作などが公開され活力を取り戻した。
キム・ジュンス、조승우などスターたちが舞台に戻り、邁進記録行列も続いた。
何より『マティルダ』と『ライオンキング』が注目された。作品性を巡る好評価はもちろん、二作品が家族連れ市場を拡大するかどうかに関心が集まった。
国内ミュージカル市場は20〜30代の女性が同じ作品を何度も見る「回転ドア」観客が中心であることが底力であり限界だと指摘されてきた。
ウォン評論家は「『ビリー・エリオット』や『マティルダ』がファミリー層を広げるのに大きな役割を果たした。家族層に向けてミュージカル市場を拡大するには、チケット価格問題をまず解決しなければならない」と付け加えた。
私にとっても#Me tooは重要だった
私はキム・ギドク作品はなんか興味なくて一本も見てないんだけど(ホン・サンスも…無理…)見なくて良かった感はある。
하정우が欧州でキム・ギドクの一連のハラスメントについて質問され、擁護とも取れる発言をした瞬間から私はあまり彼を信用できなくなってしまった。
業界内でのしがらみやらホモソーシャル内でのしきたりやら何やら、そういったものと保身のために「批判」ができないのだとしたら、被害者側から見たらそれは「加害」と同じ…それは兄貴についても言えるんだよねえ。ああーそこは自分の中で葛藤してる。その迷いと葛藤も日々吐き出すよ、俺は。
名バイプレイヤーとして韓国映画ファンに愛されていた俳優오달수の事も、驚いたしショックではあったが被害者の気持ちを思うとやりきれない。彼のキャリアがどうとか、もうどうでもいい。嘘をついてシラを切ろうとしたその不誠実な態度まで含めて全てがダメだったし、そんな人がもてはやされているのを映画でテレビであらゆるメディアで見てきた被害者の心中たるや…それを思うだけで悔しくて泣けてくる。
二度と見たくない、被害に会う前の自分に戻して欲しい、と思うだろうな…自分なら。
せめて社会的制裁を、とも。
昨年からのこの#Me Tooの流れにとても支えられたし、自分の過去を少しづつ見つめて向き合う事が…本当に少しづつだけど、やっと出来るようになってきたかな。
女優サルマ・ハエックのセクハラ告発を全文和訳。ワインスタインから「フリーダ」の制作で https://t.co/dSUW1tMgtl
— LIN 욘욘슨 (@linlinsz81) 2017年12月16日
昨日読んだこれ…ずっとフリーダ・カーロが好きで、楽しみに見た映画『フリーダ』は、私にとってなんかちょっと違う…だった。その違和感は全部ワインスタインの暴力だったんだ→
今聴いてもキャッチーでいい曲ばかりだし舞台演出も面白かったし、今回のためにオーディションで選ばれた新人たちの中には気になる役者も何人かいた。小さい劇場ならではの一体感もあり終演直後には私の中に高揚感もあった。話題になっている映画『カメラを止めるな』を見た時と似た感じだった。
— LIN 욘욘슨 (@linlinsz81) 2018年10月8日
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