『共犯者たち』『スパイネーション /自白』
現在ポレポレ東中野で上映中の二本を見てきた。
12/9、延辺料理の宴の前に見てきたんだけど…もうこれは現在の日本の状況と比べてしまうと、とてもよく似ているが全く違う。
政治家が腐っている、市民をバカにしてるナメてる。搾取して騙して殺そうとしている。
それに怒ったジャーナリストが「報道の自由」を取り戻そうとする。怒った市民も抵抗する。ストライキもデモも辞さない。
つい数日前にはフランスで燃料税値上げなどに反対して「黄色いベスト」運動が起きた(起きている)
ごく一部の富裕層と特権階級が楽に生きていくために、その国の大半を占める一般市民労働者が踏み躪られ奪われ殺されている状況は全く同じなのに。
『共犯者たち』『スパイネーション 自白』二本一気に見た。共犯者たち上映後には立教大李助教授によるレクチャーもあり、とても分かりやすい解説だった。 pic.twitter.com/BmxcknD14w
— LIN 욘욘슨 (@linlinsz81) 2018年12月9日
— LIN 욘욘슨 (@linlinsz81) 2018年12月9日
共犯者たち、スパイネーション自白、二本とも見た方がいいぞー。日本はもう滅びる一方だけど、ただ殺されるのは嫌だ。せめて抵抗したい、ストライキでも何でももっとしたい…って思いました。 pic.twitter.com/jON6WhkSUc
— LIN 욘욘슨 (@linlinsz81) 2018年12月9日
このレクチャー、なんとわずか30分しか時間がないにも関わらず、簡潔にまとめられておりとても分かりやすかった。
映画をより理解するための補完講義。完璧でした!
韓国MBCを解職されたチェ・スンホ氏(『共犯者たち』と『スパイネーション /自白』の監督でもある)が2017年にはMBCの社長になっているっていうのもすごいよね。
上映後のレクチャーでも触れていたが、JTBCの社長であるソン・ソッキ氏もMBCから離れた人だった。
ソン・ソッキ氏がアンカーを務めるJTBCのニュースルームといえば、今までにも実に様々な映画俳優や芸能人が出ているんだけど、今年の春にキム・テリも出演していたなー。
『スパイネーション/自白』の中で、チェ・スンホ氏が元国家情報院院長に「スパイ捏造事件について謝罪するつもりはないのか」と問い詰める中、当人は知らぬ存ぜぬでニヤニヤ笑っているんだよね。そのニヤニヤと笑った顔を実にゆっくりと、たっぷりと見せてくれる場面がある。
あ、これ見た…俺同じ光景を見たよ、つい最近も。
この時も安倍がニヤニヤ笑ってややこしい質問に答えなきゃならんだの、知らないだのと、ああこれと同じだわーーーーーーー。
二本の映画を見てつくづく、黙って殺されたくないなーと思いました。