写真展『となりの宋さん』
中野で開催中の写真展『となりの宋さん』に行ってきました。 pic.twitter.com/9skmWWXQkx
— LIN 욘욘슨 (@linlinsz81) 2019年7月18日
入場無料なので、会場で販売していた図録とポストカードを購入。図録は是非お買い求め下さい是非。
— LIN 욘욘슨 (@linlinsz81) 2019年7月18日
帰ろうとしたらドシャーっと雨が降ってきたので一階のカフェでお茶した。図書室ビュー。 pic.twitter.com/XTla3J5DLz
記憶すること、忘れないこと。
— LIN 욘욘슨 (@linlinsz81) 2019年7月18日
李文子さん、川田文子さん、柴崎温子さんが撮影した、日本軍性奴隷制被害者である故・宋神道さんの写真展。
1990年代に私が参加した様々な現場で、 宋神道(ソン・シンド)さんのお話しを何度も聞いた。歌が大好きな方なんだなー。私たちの演奏にあわせて踊り出す宋神道さんを見てそう思った。
一昨年にお亡くなりなるまでの27年間を、「支える会」のみなさんと共に戦い抜いた記録。写真はその人生の一部。文章に行間があるように、写真と写真の間にも宋さんの人生の行間があった。
金子という腕の刺青は、「慰安所」で彫られた源氏名。
金の字の上の部分が薄くて、ほとんど見えないのは、銭湯で、刺青が恥ずかしく、何とかして消したくて、針でほじくってみたのだけれど、痛くて痛くって、止めてしまったからだそうだ。ー写真のキャプションより
宋さんが左腕を見せている写真にはこのようなキャプションがついていた。
宋さんの左の二の腕に「金子」と漢字で彫られている写真だ。
他の性奴隷制被害者の方々にもこのような話が非常に多い。
腕に、足に、背中に腹に股間に、刺青を入れられた女性は多い。
心と体に一生消えない傷を負わせておいて、こんなに簡単になかった事にしていいものじゃない。日本が70年かけてやってきた事は、この事実を隠蔽して後世に伝えず忘却する事。知っている人間、覚えている人間はどんどん死んでいく。一人残らずいなくなるのを待っているのだろう。
私たちがそれに抵抗するには、記憶する事、忘れない事。伝える事、だと思う。
天皇の名の下に奪い尽くし殺し尽くしてきた事実を、何度でも何度でも振り返って全てをつまびらかにして、そこからじゃないと何も始まらない。対等な関係は築けない。