日々思う事やなんだかんだを、ツイッターでぶつぶつと呟いている。
その中で、とある方から昨夜返信をもらった。
それに対しての返事を書いていたら長文になったので、小分けにして何度もリプするよりはまとめて画像で送ろうと思った。
以下、その全文。
私は日本国籍と選挙権を持つマジョリティです。
今回を含めて棄権した事はなく、以前は投票権があるのに行使しないなんてそんな連中はどうなっても文句が言えないぞ、と思っていました。特に女性に参政権がなかった事や現在も在日外国人に参政権がない事などを含めて「行けない人の分も」という考えがありました。
しかしここ数年は「選挙で投票出来る人」という実に狭い、限られた枠組みの中で行われるこれに大きな疑問を持つようになりました。
投票しよう選挙に行こう、という呼びかけに疑問を持っていましたし、フォローしていた方々の中には選挙結果に対して「棄権した奴らに文句を言う権利はない」的なツイートをしたりRTする人も多く、それがしんどくて何人かのフォローを解除しました。選挙に行かなくても投票をしなくても（出来なくても）政治を語り文句を言う権利はあると思います。
デモ、ストライキ、あらゆる形で拒否する権利はありますし、個人的には特権者だけが参加する選挙より重要だと思っています。トランスにとって投票所で男か女かをジャッジされ戸籍上の性別と見た目が違う外見を注視される恐怖は、棄権する大きな要因でもあります。
一方で私は、選挙に行かない人を批判した際に、文字の読み書きが出来ないから投票所で恥をかきたくない、と相手に言わせてしまった事もあります。何故投票しなかったと相手を責めて、結果言わざるを得ない状況に追い込んでしまいました。紛れも無い加害行為です。
マジョリティ特権を持つ私が、自分の加害行為を棚に上げ被害者面した発言をツイートした事を、今反省しています。
真摯な返信をいただき、自分の発言の傲慢さに気付きましたので該当ツイートは削除します。
私は自分がある言葉によって「傷ついた」という主張をしてしまったが、それが間違っていたかもしれない。私のツイート（考え）が、間違っていたら立ち止まらなければいけない。
立ち止まって反省を。
選挙権のある人は投票をしよう、という言葉が踏みつけるものの中に私はいる。そして過去私自身も「選挙に行かない人」を踏みつけてきた。
踏まれた自覚はしっかりあるのに、踏んだ事を忘れがちなのは本当にいけない。
未成年、参政権のない人、住所不定者、健常ではない人、無戸籍、無性別、社会を構成するあまたの人間を徹底的に排除したうえで行われる「それ」
ごく一部の特権者だけが行う「それ」
そもそも日本は民主主義国家ではないので、「それ」によって変わることはない、と思うようになった。ゼネスト（総同盟罷業）でしか変革は起こせないと考えている。
人権とは国家権力、政府に逆らう権利なのです。
