지킬앤하이드 Jekyll&Hyde 13 楽屋＆レビュー編

期待が大きければ失望も大きいが「조지킬」조승우は違う

「조지킬」の帰還だ。

俳優조승우がミュージカル『지킬앤하이드』に戻ってきた。『スウィニートッド』(2016)以来2年ぶりに舞台に上がった彼はスクリーンとはまた違った顔で観客を魅了する。ブラウン管、スクリーンそして舞台…どこにいても「光」がある조승우。
ミュージカル『지킬앤하이드』は1886年初版の英国小説『ジキル博士とハイド氏の奇妙な事件』を原作にジキルとハイドで表現される善と悪、人間の二重性を扱う。スリラー作品である原作小説と違ってジキルとハイド、ルーシーとエマのロマンスを前面に打ち出して、身分も性格も全く違う2人の女性が一人の体内に閉じ込められた男二人と異なる愛に陥る話だ。

（略）
このような人気の中心に조승우がいる。
2004年に韓国での初演から『지킬앤하이드』と一緒に成長した조승우は2006年、2010年、2014年に続いて2018年のプロダクションでジキルとハイドの舞台に上がり、代替不可な存在感を発散している。
「怖いです。まだ練習にも入っておらず、ミュージカルに出演しないまま2年が過ぎており、早く舞台に戻れるようにすべてを整えておかなければならないけど、チケットは既に完売で周囲からの期待が大きくて…」

この9月に出会った조승우に、2018年版『지킬앤하이드』の公演を控えての感想を聞くと、こう答えた。
『スウィニートッド』以降、2年ぶりにミュージカル舞台に復帰する조승우には期待より恐れが大きく見えた。自分に向けられる関心と期待を誰よりもよく知っていて、観客の期待に応えなければならないという責任感があったためだ。

しかし、心配は杞憂だった。

조승우は、しっかりした演技力をもとに、善と悪を行き来するジキル/ハイドを完全に演じ強烈なカリスマで舞台を掌握する。彼のセリフ、眼差し、行動、一瞬でも目を離す事ができないほど繊細な表現力を誇る。一層レベルアップした歌唱力も非の打ち所がない。
チョ・スンウが『지킬앤하이드』代表ナンバー「今この瞬間(This is the Moment)」「対決(The Confrontation)」などを歌う時、観客はみな息を殺して彼に魅了される。特に、ジキルとハイド、二人のキャラクターが混在しながら戦う「対決」は劇のクライマックスであり、조승우が観客にプレゼントする感動が絶頂に達した瞬間だ。
期待が大きければ失望も大きいというが、조승우の『지킬앤하이드』には該当しない言葉のようだ。
「一度も見なかった人はいても、一度しか見なかった人はいない」という言葉が証明するかのように「조지킬」조승우は毎回観客たちに感動とそれ以上をプレゼントする。