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지킬앤하이드 Jekyll&Hyde 10 レビュー&etc編

今この瞬間、조승우は、조승우を超えた

ミュージカルJekyll&Hydeは1886年初版のイギリスの小説『ジキル博士とハイド氏の奇妙な事件』を原作に「ジキル」と「ハイド」で表現される「善と悪、人間の二重性」を扱った作品だ。

2004年の初演以来、累積公演回数1100回、累積観客数120万人、平均有料客席シェア95%など「興行不敗の神話」を記録してきた。


2018年に再び復帰したJekyll&Hydeはキャスティング公開時にミュージカルファンの熱烈な歓呼を引き出した。
Jekyll&Hydeの爆発的なファン層を量産し、Jekyll&Hydeというブランドを完成させたレジェンド俳優조승우が主役にキャスティングされたためだ。
조승우2004年の初演当時から完璧な演技と歌唱力を披露し、Jekyll&Hydeを通じて一気に韓国ミュージカルのトップスターになった。
これと共に2004年韓国ミュージカル大賞・男優主演賞を受賞する快挙を成し遂げた。
조승우は2010年に兵役終了後も再びJekyll&Hydeの舞台に立った。
조승우帰還の知らせにミュージカルファンダムはざわついた。当時、1回目のチケットがオープン15分で売り切れになって72回全回が売り切れ、2011年ザ・ミュージカル・アワード主演男優賞を受賞し、一作品で二度の主演男優賞を受賞する珍記録を立てた。

帰ってきた조승우は以前のシーズンの조승우を越えたような演技力を駆使し、客席は戦慄した。
ジキルとハイドを行き来する조승우の強烈な演技はまさに歴代級と言える。本格的に声楽を学んでいないせいか、他のミュージカル俳優より歌唱面で物足りなさを醸し出した昨シーズンとは違い、節制する中でも完璧なタイミングでほとばしる高音はどんなセリフよりどんな言葉よりも観客の胸を打つ。
舞台の上の조승우の姿は鳥肌が立つほど感動的だ。

조승우のJekyll&Hydeは、今でなければいつまた出会えるか分からないほどに貴重だ。

entertain.v.daum.net

 

私はなぜこの公演に150万ウォン以上使ったのか

※観客が公演会場で作品と俳優をよく見るために「オペラグラス」を覗くように公演中塵ほどのディテールも逃さないため「オタク・グラス」で書き綴ります。

 

「午後7時55分、私は携帯電話の電源を切って咳をした後、オペラグラスを膝に慎重にのせた。私の血管を流れ広がっていくような…あ、興奮してる。興奮して、ときめくこの感じは…ハイド?!明確な「迷惑客」*1ではない。(中略)午後8時、すべてが正常。期待以上の寂寞。公演観覧!」


ミュージカルJekyll&Hydeの主人公ヘンリー・ジキル博士の台詞をちょっとアレンジしてみた。
歌手たちが音楽番組やコンサートで必ず一度は歌い、結婚式の祝歌としても広く愛唱される「今この瞬間」を主人公が書斎で歌った後のシーンの台詞だ。


記者はJekyll&Hydeでミュージカルに入門し、回転ドア(同じ公演を何回も観覧する行為)も初めて経験した。なんだかんだで、毎年この作品のチケットを買うのが息をするように当然のことになったが(とはいえ、他の公演を見ないというわけではない。結局どんな形であれ通帳残高0になるという意味である)公演があるシーズンには夕方には約束を入れない。いつ最高に美味しいキャスティングの席が手に入るか分からないからだ。周りの人たちは知っている。そんな日は記者が公演会場近くのカフェやロビーでハイドのようにうろうろしているというのを。
今年のキャスティングも「期待以上」だ。


「公演担当記者はチケットをもらえないの?」
報道を目的に企画会社から与えられるプレスチケットがある。しかし、たったの1枚。
私がキャストの演技と歌を見るにはあまりにも不足している。このために今年はプレス用観覧が行われる前から2018年キャスト조승우、ホン・グヮンホ、パク・ウンテの公演を全部観ました。
作品の説明は「愛情フィルター」がかかってしまい客観的でない可能性があるから、今年どのようなキャスティングで見るべきかを悩み、そのために文を書こうとする。


この作品は、ロバート・ルイス・スティーブンソンの小説『ジキル博士とハイド氏』を原作にしたミュージカルだ。フランク・ワイルドホーンが作曲を担当したが、内容はジキルとハイドの対立という設定を除けば、原作とほぼ違う。
国内に何の情報もなかった時代リュ・ジョンハンの「リュジキル」でこの作品を初めて見た後、米国ニューヨークのブロードウェーと英国ロンドンのウェストエンドに旅行に行ったとき、原語で鑑賞したかったんですが、全く見つけることがなかった。
国内と違って興行成績があまり良くなかったからだ。
国内で特に人気のJekyll&Hydeは2014年10周年公演をしたのに続き、2019年15周年公演を控えている。
Jekyll&Hydeは一般的に「조승우のミュージカル」という認識が強い。
조승우はこの作品以外にも様々なミュージカルをやっていると言うのに。
2004年の初演から今まで11人(リュ・ジョンハン、조승우、ソ・ボムソク、ミン・ヨンキ、キム・ウヒョン、ホン・グヮンホ、キム・ジュンヒョン、ユン・ヨンソク、ヤン・ジュンモ、パク・ウンテ、チョ・ソンユン)の傑出した男優が主役を務めた。
演技力、歌唱力に体力もなければ消化できない役である。三つのうち一つでもなければジキルがハイドに変わる前に倒れるかもしれない。この作品を何度も見たのは多様な俳優の二重人格の演技と音色、声量を感じたかったからだ。悲劇で綴られた作品中、数少ない笑いのポイントの一つである「この感じは、麻薬」というせりふまで、すべてのジキルが違った演技をしたからだ。

조승우の「조지킬」、ホン・グヮンホの「ホンジキル」、そしてパク・ウンテの「ウンジキル」
本当に個性の強い俳優たちから一つだけ選ぶことは容易ではない。初演からジキルとハイドのキャラクターを構築してきた조승우のジキルは年輪がにじみ出て老練さがある。
ジキルとハイドの間を行き来する時に声帯を入れ替えるように爆発した歌唱力は、ブロードウェーウェストエンドワールドドットコム・アワーズで賞まで受けながら、西欧の観客からも実力を認められたホン・グヮンホから感じることができる。
パク・ウンテの公演が初めてなら、彼がアンリと怪物二つの役をやった『フランケンシュタイン』を参考にするとよい。三人の中で最も感性的で人間的で笑いも多い。清雅な音色の所有者に通りのいい響きはないが、ハイドになった瞬間反転する。同様な感じを挙げるとすれば、繊細な感情を演技したキムウヒョンが考えられる。ハイドになった時、シャツのボタンまで開けてしまう迫力も似ている。
(略)

作品のファンが念願することの一つが新しいOST(Original Soundtrack)発売だ。
OSTにないが、作品には出てくる「I Need To Know」は、youtubeで聞くことができる。韓国版OSTは2004年初演のバージョンと2006年バージョンがあるが、ODカンパニーとシン代表は今までの作品を経た名優たちの声をYouTubeではなくOSTでも聞くことができるようにしてほしい。10周年は過ぎ去ったが、来年の15周年にはやってみる価値があるのではないか。

余談だがオタクはお金を使ってもバカにされる場合が特に多い。社会的イメージが薄いためか。特にゲーム・アニメーション業界がそうだがミュージカル業界も事情は似ている。
世の中の全部がそうであるように、この作品も公演するたびに話題になるのでこんな事があった。
10周年の2014年Jekyll&Hyde側関係者が「悪口を言ってる観客は客じゃない。彼らは作品を楽しむこともできないヤクザだ。さらに、売上を上げてくれるカモでもある」と発言したことが論争になって関係者が謝罪したりもした。
作品のテーマである「人間の二重性」を自ら見せてくれる必要はなかったのに。消費者をカモ扱いする作品は続かないものだ。大小の事件がいつも爆発するこの業界の関係者らが、念頭に置かねばならない部分だ。

これからも「麻薬」のような魅力を持ったこの作品が「カモ」ではなく「観客」と共に「無病長寿」してほしい。

「カモ」はルーシーの酒場を訪れるジキルだけで充分だ。

楽屋訪問

終演後の승우の楽屋を訪れる芸能人たち。

 素人の意訳ですが、全ての翻訳文章の無断転載及び無断引用禁止です。

12/11追記

ODカンパニーからまた舞台動画が出たぞーーーー!

www.youtube.com私の好きなアンサンブルが大活躍の『殺人!殺人!』の曲に乗って三人の名場面が次々に。
わーもうすぐ見に行けるんだけど(2回目)ワクワクしちゃうなー。

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*1:관크。致命的なミスを犯す観客。