昨年、승우の過去のインタビュー記事を読んでいたら、よく황정민の名前が出てきた。
ーあと少しで30歳になります。更に十年が過ぎて40歳になったらどんな風になりたいですか?
かっこよく老けたい。 チェ・ホ監督やキム・ヨンギュン監督のように素敵に年齢を重ねたい。親しい先輩であるチ・ジニさんやファン・ジョンミンさんを見てもそうです。 お金がなくて途方に暮れ焼酎を飲みながら悩む姿も見ました。 それとともに、最終的に良い作品と出会って良い演技者としての真価を見せて最高の俳優になる姿と、良い配偶者と長い恋愛の末に結婚して子供を産む姿まで見ました。 僕が最も好きな人たちが、間違った道に行かないようにリードしてくれて、僕を守ってくれたと思います。だから40代は怖くない。 誰かの必要な人になりたい。
ー周りの人々はバイクをやめるようあなたを説得したかったはず。どうやって彼らを納得させました?
母からは既に許可を得ている。 友人たちは最初は心配していたが、彼らは僕の慎重な運転スタイルを知っているのでもう心配していない。 車だって僕はいつも非常に注意深く運転している。 だからバイクと違いはない。
ああ、僕を説得しようとした人が一人いる。 俳優ファン・ジョンミン! 昨日、彼は僕のドゥカティGT1000にこんな書き置きをした。
「おい、バイクになんか乗るな!お前の母さんに言うぞ!」
彼はバイクのハンドルに草の塊を置いた。 軍の迷彩で使うのと同じ種類の草を。 だから僕は「兄貴、俺がバイクに乗っていることについて、母はクールだと言っているんだ」というテキストメッセージを送った。
え?황정민てあの황정민?そんな仲がいいんだ??
と色々昔の記事を調べてみたら…
二人は劇団ハクチョンで出会った
김윤석と同じだー!
中古書店で偶然手に入れた2007年のKBOOMという韓流雑誌の記事より。
「酒好きで有名なこの演技派俳優の三人で構成された『疾病の味』というバンドがあることを知っているだろうか?演技に対する情熱のぶんだけ音楽にも熱い情熱を持つこの三人が、30分間病気に冒されたようなライブをするバンドを作ろう!と意気投合したことから疾病の味と名付けられた。
ライバル同士というよりも世代を超えた友人として友情を育んできた三人。ファン・ジョンミンとチ・ジニは一つ違いの先輩と後輩だが、ファン・ジョンミンとチョ・スンウはなんと10歳も歳の差があるにも関わらず彼らがそんな風に友人でいられるのは、コードが合うからだという。
また年齢よりも落ち着いているチョ・スンウの性格も『お兄さんたち』と友人として対等に付き合っていける大きな役割を果たしている。
ファン・ジョンミンとチ・ジニもやはり、年齢が違うと友人ではないという韓国の古いしきたりよりもお互いの気持ちを重要視するので自然に三人は出会い、親しい友人へと発展していったのだ。
そんな彼らの出会いは7~8年前に遡る。
ファン・ジョンミンとチョ・スンウは韓国演劇の象徴ともいえるソウルの大学路で長期公演を行ったロックミュージカル『地下鉄一号線』に参加した事が出会いのきっかけだった。
このような縁でチ・ジニは結婚式の司会もファン・ジョンミンに任せる事にした。しかしそこで、歌の実力も申し分ないチョ・スンウが祝歌を歌わなかった事を人々は疑問に思った。(以下、例の携帯の電源切ったエピソード*1)最近30代を迎えたチョ・スンウはインタビューでもお手本にしたい先輩にファン・ジョンミンとチ・ジニの名前をあげるほどだ。いつも自分を正しい道に導いてくれる二人に対して礼儀を忘れないチョ・スンウなのだ。経済的に苦しかった大学路時代から、銀幕の人気スターとして活躍する現在までの長い時間一緒に過ごしてきた仲間だからその友情はどの友人関係よりも強いのかもしれない。
しかも二人はケウォン芸術高校の演劇科出身、歳は10歳違うが同じ高校と劇団の先輩後輩だった。なるほどー。
二人は同校で映画ドラマでも活躍するミュージカル俳優ナム・ギョンウプ氏に師事した。
https://m.entertain.naver.com/read?oid=023&aid=0003308827
ケウォン芸術高校時代の恩師ナム・ギョンウプ先生が一昨日テレビに出たよ。そこで教え子のファン・ジョンミン兄貴や승우の事を語ってくれたよ。今迄指導してきたのは4,000人ほど、その中でプロの俳優になったのが15〜20%
チョ・スンウ、オ・マンソク、ファン・ジョンミン、パク・ゴンヒョン、ホン・グヮンホなど。승우は先生の事大好きだよ。チェ・ジェウンさんの名前も出して、先生…(2017/08/31)
新津島
映画『H』で共演したチ・ジニさん、そして兄貴と승우は2003年の5月、三人で二泊三日の旅行をした。
新津島、という小さな島で釣りをしたり部屋でゴロゴロしたり焼酎を飲んで酔っ払う素の写真をネットで見かけたが、これらの写真は全てチ・ジニ撮影によるプライベートフォト。
元々フォトグラファーだったジニさんだけに、とてもいい写真ばかりだ。
私は最近のファンなのでリアルタイムで見る事はできなかったが、조승우、황정민両方のファンカフェに加入したら、なんと!旅行から帰ってすぐにジニさん自らが二人のカフェに直接写真投稿をしているではないか!マジか!
これにはファンも大喜び(ですよねー)写真についてのジニさんのコメントも非常に面白くて15年たった今見てもなんだかワクワクする。
ちなみにジニさんは、조승우カフェには승우中心の、황정민カフェには兄貴中心の写真を、それぞれ違う写真とコメントで投稿しているので本当にマメで真面目な人だなーすごいなーと思いました。そしてこんな楽しい貴重な写真やコメントをファンに共有してくれてジニさんには感謝してもしきれないくらい!
⬇︎승우もいまだにこの時の写真を好きだと言っている。
今でも、何かにつけてこの三人の旅行の話題が韓国の芸能ニュースで取り上げられるくらい。
⬇︎新津島に行く途中、ロケで近くに来ていたチョン・ドヨンさんと合流して四人で飲んだ時の写真ね。この時の飲み代はドヨンお姉さんが払ったそうです!
⬇︎조승우釣り写真、いまだに話題になる理由。
⬇︎TV出演時、旅の思い出を語るジニさん。
2016年SBS「よく食べてよく生きる方法、食事しましたか?」
「当時はお互い仕事もなくて時間がたくさんあった。そんな時に知り合い、旅行に行った。この旅行に行った後、三人とも成功した。승우とは今でもたまに電話で話す。「自転車を買って欲しい」と言うから、なんで俺に言うの?お母さんに買ってもらいなよと答えたら「買ってよ」とせがんできた。仕方ないから何がいいのかネットで調べた(笑)」⬇︎自分は승우にとって母親のような存在だって!
승우が電話してきて「今江南にいるんだけど、どっかおいしいお店ない?」とジニさんに聞くそうです。
2003年Bazzar8月号のジニさんインタビューでは、今度「チャングムの誓い」でイ・ヨンエと共演するなどと答えており、その中で「お薦めの旅行地は?ーメキシコのカンクン、済州島、この前조승우、황정민と行ってきた新津島も素敵だった」と言ってる。
⬇︎『華麗なるリベンジ』の取材時の兄貴
「花より青春」みたいにまた3人で旅したらって言われて「番組として旅行に行くのは嫌だ。どうしてもカメラがあるから本音とか言えないし」と。事前告知なしで本当に急に連れて行くと言われても、それでも番組企画で旅行するのは面白くなさそうだと言っている。ジニさんも別のインタビューで、やはり兄貴と同じように「3人で昔みたいに、花より青春に出たらどうですか?」って聞かれていたけども、もうあの二人は凄く忙しいから一緒に旅行には行けないし、そういう企画で行っても楽しめないと思うって言ってた。
分かります。こんな写真は本当にプライベートじゃなければ撮れないよ。
⬇︎2017年12/22のジニさんインタビュー記事。
ー最近また14年前の3人の旅行写真がSNSに出回ってるの知ってます?
今また取り沙汰されてるのは、ジョンミン兄さんと승우が活躍してるからじゃないかな。3人とも暇だったから遊びに行った旅だった。2人が寝てる時の足の格好が同じで、写真を撮ったんだ。
황정민カフェの兄貴の50問50答などを読んでも、2002〜3年当時は「仲のいい俳優仲間は?」に「조승우とチ・ジニ」と答えていたりするし、승우のこの頃のインタビューでも同じ答え。
また조승우カフェでの当時の승우の日記(書き込み)にもよく二人の名前が出てきていて、そういうのを見るだけでも何とも言えない嬉しさがこみ上げてきます。
『地下鉄一号線」
황정민と조승우と言えばこの演目。
私も10月に大学路でこの公演を見てきたよ。
⬇︎『地下鉄1号線』12年間で3000回公演突破。
2006年当時の二人の共演の時の記事。
兄貴「いつもいつも心の中に基本が何かという事を教えてくれる作品」
승우「僕の休息の場所、僕の学校。いつも沢山の事を学んだ…」「조승우は13日から24日まで人気ミュージカル『ジキルとハイド』の日本公演を終えたばかりで、本来ならば休息が必要な状態。また31日には映画『トカゲ』の制作発表会を控えているにもかかわらず『地下鉄1号線』記念公演への参加を快諾した」という記事もあった。
「조승우は地下鉄車内で赤いゴム手袋を売る行商人。黒いトレンチコートに帽子を被ってかっこよく登場したが、音楽に合わせて踊りながら『たったの千ウォンで絶対破れない強くて丈夫なゴム手袋』と歌う。『IMFで酷い目にあった。賢い主婦の必需品倒れない会社の破れない手袋』とゴム手袋を引っ張って踊る姿は、昨今の映画の中で見る真摯な青年と違って、観客たちは抱腹絶倒。圧巻は、帽子を脱いだら現れる、髪の毛数本だけ残ったハゲ頭。さらに台本にないアドリブまで。車内に座っていた修道女にゴム手袋を売りつけるために『私の洗礼名はラテックスです』という場面ではひっくり返って笑うしかなかった。
公演後の打ち上げの席。最も多忙な조승우も황정민も打ち上げに参加した。
2幕最初の場面で兄貴格であるチャン・ヒョンソンが歌うと、황정민&조승우のデュオはバックダンサーとして突如出演する最高の相性を誇示した。
조승우は先週末ジキル&ハイド日本公演を終えて帰ってきたばかりなので体調がよくなかった。声帯を損傷し病院に通うほどだった。周囲はひき止めたが、兄さんたちと久しぶりに一緒に演りたい、と意地を曲げなかった。
公演を終えて出演者たちは劇場の隣の居酒屋で翌日明け方まで打ち上げを催した。まるで実家へ帰ったように、この日だけは조승우もスターではなくただのかわいい弟に他ならなかった」
https://blog.joins.com/media/folderlistslide.asp?uid=cmw35&folder=2&list_id=6124093
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