DoubleMintGum

I'm a Feminist,Shipper,Slasher and Fan girl.

Double your pleasure Double your fun,With Doublemint Doublemint gum.

白鳥の湖って…

永遠のモチーフですよね。
近年では白鳥ズも黒鳥も全員男です、なマシュー・ボーンスワン・レイクが新解釈で素晴らしかったですし。
来日公演見に行きましたとも!

以下はネタバレありかもしれない内容です。

今話題のハリウッド映画を見てきました。
ホラ水曜日の女性は1,000円ポッキリ!ってやつでヽ(´▽`)/

そしてツイッターで呟いてみた↓。

そこそこ面白くて、ビッチな映画でした。随所に「ないわー!」と思うイタイ所が満載でしたがそれを「ナイスビッチ!」とネタにすれば上出来な映画。この反動で本当にフリーダムでイっちゃってるヤン・シュヴァンクマイエルの映画を見直そうと思いました。

買ってきたばかりのトウシューズの中敷きをベリベリ剥がしたりリボンの端をライターで処理したり朝起きたら足がバッキバキに固まってたりとか、そういう描写はリアルで好き。

私大昔初めて自分の小遣いでチャコットトゥシューズ買った時、こんなんじゃ足動かないです!と涙目になったもん。あの鉄板のようなままじゃ甲が反らないですセンセイ。

あ、山岸凉子が「ブラックスワン」かいたらもっと怖くて良かったかも!
あんまりグっとくる深みはなかったけど、カタルシスのあるハッピーエンドでそれなりに良かったなと思いました。

(すると、友達がツイッター上で「山岸先生の漫画を読んで思いついたのか?と最初疑ったもんだ」と返信くれたんで…)
うん、本当に、ああこれ惜しい山岸漫画だったらもっとこう!っていう感じでした。
あと山岸漫画って肉体のエロスも鬼気迫るものがあったしね。ブラックスワンは肝心要のエロスが希薄でした。R15だから仕方ないかー。

見た後に心が重くなる、なんて噂を小耳にはさんでいたのですがそれはありません。結構軽いなと感じました。
母と娘の確執部分も含めてね。
ハリウッド的に受ける事を考えたらそこまでヘヴィな内容じゃ作れないだろうし。そこそこ面白く、そこそこ一般受けもして、そこそこ深淵な雰囲気を醸し出す、という点では大成功。
心と胃の中に漬物石をぶち込まれ、己の心の闇に目を向けざるを得ない暗澹たる気持ちを抱え、一ヶ月くらいはその映画を思い出す度にため息をつくというなら(でも製作者は超絶前向き作品と思って作ってる)、李滄東(イ・チャンドン)監督の「ペパーミントキャンディ」とか「オアシス」とか「シークレットサンシャイン」じゃないかな。
これあくまでワタクシ個人の好みと感想でしかないのですがね(゚▽゚*)

あ、そうだあまり予備知識なしで見たので、プリマの座から降ろされて勝手に引退まで決められる役でウィノナ・ライダーが出ててしみじみ…つД`)