ずいぶん前にここで書いたこの映画。
やっと見ました。
可愛くてオシャレな婆さん、岸田今日子と吉行和子が暮らすガラクタ屋敷が素敵でしたわ。ベルヴィルの三つ子の婆さんみたいにね。
自分の好きなモノに囲まれて、自分のお城を作って、そこに閉じこもって暮らすのは心休まるものです。ジョゼみたいにね。
中盤のアニメやドールハウスも、いいなこんなん作りたいなと思った。
ノンフィク、ドキュメンタリーもよく見る方だけど、やはり映画はいつでも毒気のある絵本であってほしいな。毒と希望の匙加減に、作り手の色が出てくるわけでさ。
古本屋と骨董屋のカビた空気が思わず懐かしくなった。